世界を変えるデザイン展vol.2 その後~そろそろもうちょっと先の話をしよう~が、11月19日に東京・丸の内の新丸ビルエコッツェリアで開催されました。今回のイベントは、展覧会の来場者からのフィードバックを含めた報告会に加え、デザイン展を開催するフェーズから、次のフェーズへのチャレンジを、来場者を巻き込みながら、
ゲストをアドバイザー兼、プレイヤーとして招き、ともに考え、前のめりに推進していく機会として企画されました。週末の夜にも関わらず、会場には若い層からシニア層まで幅広い人たちが参加、満席でした。
次のフェーズへのチャレンジとして、主催者Granma側から出されたのが、インドでサリーバックを作るプロジェクト。現地でこれを製造し、販売する内容。会場、パネラーとの間でこれを叩きに、質疑・応答が行われました。このなかで、オープンハウス代表取締役で東京造形大学教授益田文和氏は、社会的に何が重要かを考えたうえで、「素材は何か?」が大切と強調、象のふんからペーパーをつくるリサイクルのスリランカでの取り組みを紹介、象が「歩く製造機
」として重用され、殺されなくなったことを例に出し、素材を探す中で、「いい素材をいかに探すかが大切だ」と話しました。そして、必要のあるものをつくり、それが誰にとって必要が大事ともしました。
また、大和証券グループ本社の河口真理子氏は、こうした途上国で製造され、日本で販売したバックで購入したものの中には、使わずに戸棚に閉まったままのものもあるとし、「こういうものを使うぞ!こういうものが欲しい!」とターゲティングを明確にすべきだとも指摘しました。これについては、Granma社長の本村拓人からは、「ストーリーとバリューを常に考えることは重要で、その難しさはある」と答えたうえで、プロジェクトに参加する人を募り、世の中に役立つデザインを提供していく旨を強調しました。
他方、良品計画の土谷貞雄氏からは、商品の購入に際して、「所有する喜び」があり、こうしたプロジェクトを展開することで、消費者側も「自分もプロセスに参加したい」「自分も主役になりたい」と、そこに喜びを感じていると述べていました。
途上国プロジェクト ストーリーとバリューを常に考える
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Wrote 2010.11.27 << 前のインタービュー | 次のインタービュー >>