vol.007 松崎 稔
オリンパス株式会社 CSR本部 CSR推進部 課長 URL:http://www.olympus.co.jp/jp/
オリンパス光学工業(株)入社。19年に渡りカメラ開発に従事。その後、
97-03、米国駐在 R&Dシニアリエゾン兼シニアエンジニアリングマネージャー。ソーシャルマーケティングを本業で展開。
04-05 マーケティング企画部長。グローバルスポンサーシップを担当。
06-07 オリンパスイメージング(株)営業企画統括部 課長。
07-07月より現職。
前回は、A day in the life of AFRICAというオリンパスのCSRにおいて大きなものの一つについて詳しくお聞きしましたが、第3回目となる今回は、それとはまた別の活動についてご紹介いたします!
他にやられていることはなんですか?
写真家のブルース・オズボーン氏とその仲間が始めた「親子の日」の普及推進運動を進めています。これはオズボーン氏が、年に一度、親と子がともに互いに向かい合う日があったっていい。その日を通じて、すべての親子の絆が強められたらすばらしい。という願いから7月第4日曜日を「親子の日」にしようとした活動です。毎年、100組の親子を撮影して、オリンパスギャラリーで展示、合わせて、いろいろなコンテストも開催しています。
これは、オリンパスが第1番目のスポンサーとなって始めたのです。写真を通して親子関係、親子の絆を再考してみてはどうかという社会への問いかけです。写真にはそういう力があるでしょう。ここがポイントなんです。
どうしてこれをやり始めたのですか?
ブルース・オズボーンさんが2003年に独自にスターとしましたが、奥さんとご本人の2人では限界がありました。そこで、翌年の2004年から全面的なサポートを開始しました。そのころから、どんどんカメラ付携帯が出てきたのです。この爆発的なカメラ携帯の普及で、近い将来、カメラは要らなくなるでしょうという風潮があったんですよ。でも、ちょっと違うでしょう?本来、カメラにはこういう力がある!ということを示したかったのです。まぁ、マーケティング的発想ですが。メッセージ性もありましたし、そのきっかけのイベントとしてやろうと思いました。メッセージ性がないと継続性もないのですよ。普通の宣伝とは別のところで、ブルースさんたちと社会的な意味あるイベントに育てようということでこれを始めたのです。
親子に相当する英語ってないのですよ。だから、最初はWEBの英語版では、Family Dayだったんです。でも、今はOyako dayとなりました。日本発の文化イベントして世界への定着を目指しています。そしてこの親子の日は2004年に日本記念日協会により認定されました。
「親子の日」公式HOMEPAGE
この他にやられていることはなんですか?
医療事業会社(オリンパスメディカル(株))側でも、A Day in the Life of AFRICAに続いて、コーズマーケティングを始めています。大腸がん撲滅キャンペーン「BRAVE CIRCLE」をここ2年くらいやっています。もともと、大腸癌の発症率の高い米国でスタートしましたが、急激に大腸癌が増加する日本の現状に、まだ、一般的でない大腸癌検査を推進しようとこの活動を日本国内でもスタートしています。これは純粋にCSR的発想で、「どのようにして本業に近い部分で、社会に貢献していこうか」という活動と位置づけています。
大腸がんは、急激に増え続けています。しかし、大腸がんって自覚症状が全くないんです。今では女性の死因No.1は乳がんや子宮がんでもなくて、大腸がんですよ。だから、まず検診しましょうってやっているんです。これは、実際には医療側のメンバーが一生懸命やっています。我々は、CSR活動の一部として社会が認知して頂けるよう後方支援をしています。加藤和彦さんや、今井美紀さんらのミュージシャンとのコラボや、医療に携わるドクターを始めとする医療従事者との方々と、一般の社会の生活者とのシンポジウム等で幅広く活動しています。そうそう、今、原宿のJRの竹下通りに面した5-6枚の大型看板で、この大腸僕撲滅キャンペーンで道行く人々に訴えていますし、TV-CMも展開しています。皆さん、自分の問題として是非、検診を受けてみてください。1次検診は、幅広い医療機関で簡単に、低費用で受診できます。市や町でも多くが検診に援助をしています。
・写真にはそういう力があるでしょう。ここがポイントなんです
・メッセージ性がないと継続性もないのですよ
・「どのようにして本業に近い部分で、社会に貢献していこうか」
長文におつきあい頂き、ありがとうございました!
次回は、松崎氏のインタビュー最後の回となります。
今回までにCSR活動内容を伺ってきましたが、次回はCSRの視点から未来を聞いてみました!どうぞ、お楽しみください!
乞うご期待!
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Wrote 2009.02.19 << 前のインタービュー | 次のインタービュー >>