vol.131 ラジブ・シュレスタ

ネパール教育医療文化協会(ネペムコ)代表  URL:http://www.nepemco-jp.org/

1992年6月 :ネパール王国、高等学校 卒業。
1995年8月 :ネパール王国、トリヴバン大学(Trivuban University)Patan Multiple CollegeよりIntermediate In Science卒業。
1999年4月 :秀明大学 入学。
2003年3月 :秀明大学国際協力学部 卒業 (国際協力学士)
2003年4月 :千葉大学大学院文学研究科人文科学専攻 入学
2006年3月 :千葉大学大学院文学研究科人文科学専攻 終了(文学修士)
2006年4月 :千葉大学大学院博士後期課程人文社会科学研究 入学
現在に至る。
2005年6月:ネパールにおいて「ネペムコ」ローカルNGOを設立し識字学級運営支
2006年9月(16~18日)開催の糸東流空手道世界大会においてネパールチーム代表として参画。ネパールでのビザ申請の手続きを全面的に手伝い。日本滞在中選手たちの通訳及び世話役。千葉国際交流センター賛助会員、全日本空手道連盟糸東会会員、日本南アジア学会会員、日本NPO学会会員、国際開発学会会員、在外ネパール人会ジャパン会員、在日ネパール人協会執行会員、ハテマロソサエティ役員を務める。
日本郵政公社主催平成15年度「国際ボランティア作文コンクール」にて日本郵政公社関東支社長賞を受賞

こんにちは!テトル(インターン)の熊坂 惟です!!今号は前号に引き続き、ネパール教育医療文化協会(以下、ネペムコ)代表、ラジブ シュレスタさんへのインタビュー記事をお送りいたします!
第二号となる今号では、ネペムコの組織体制と来日から組織ができるまでをお話しいただきます。

地域活性化を!

活動における最大のミッションは?

一言で言うと、「地域活性」ですね。

どの団体も資金不足がネックになるところだと思いますが、現在の資金源は何ですか?

ほとんど私が日本で資金調達をしています。いろいろアピールするなど。私個人としても、ネパールの商品を販売しています。その収益の半分を組織に還元しているのが現状です。それらもそこまで売れていないですが。他に、現在数団体からの寄付をいただいています。

今後、支援者を増やすにあたって、アピールしていくポイント、団体の強みは何でしょう?

ネパールには、従来NGOと言ってみなさんがイメージする登録制の組織ではない、伝統的な組織がたくさんあります。「グティ」と呼ばれるものがそれにあたります。イメージとしてはコミュニティ内の相互扶助のための組織ですね。私たちは、故郷のグティをはじめとする伝統的グループと連携を取って活動しています。それが一番の強みだと思います。前述の交流会でもグティが協力してくれました。例えば、宴会に必要な道具を貸してくれる、イベントの準備やイベント当日にボランティアをしてくれるなど。

活動されていて、改善すべき課題、その目標はありますか?

組織が乱れないように、メンバーたちをエンパワーメントしなくてはいけません。私ひとりでは限界があるので。できてない部分も沢山あります。例えば彼らにきちんと給料も払えていませんし。それでも、メンバーが離れていかないようにモチベーションを保つ工夫、自分たちの活動の意義、自分たちの地域を活性化するために活動しているのだから、と力づけています。

現地の人たちからの期待に応える

なぜこういった活動をしようと思ったのですか?

私の家族の影響があります。親族のみなさんは、私の活動を応援してくれています。私が来日したばかりのころに、ひとりの日本人のおじさんと会いました。彼は少し英語が話せました。話していると、「ネパールで学校を作りたい」と言うんです。学校なんてそんなに簡単に作れるものではないですよね?ただ、彼が本気でやりたいと言うので、私の親戚に土地や法律のことを調べてもらうなど、動いてもらいました。そうやって活動しているうちに、私の親戚は有名になってしまいました。なにやら学校を作ろうとしていると。さらに、姉に来日してもらって、そのおじさんと実際に話しもしましたが、土壇場で「やっぱりやらない」と言いだし、中止になってしまいました。そうなっては、これまで一生懸命動いてくれた親戚にも申し訳ないし、土地などを調べた地域の中でも顔が立たない。だから地道に自分たちだけででもできることをしていこうと、NGOの登録をして活動を始めたわけです。

日本に来たのはいつですか。

99年ですね。留学生として。千葉大学で修士、現在は博士ですね。人文社会科学の中で公共研究という分野を勉強しています。

将来はネパールに帰ってそれを生かしたいのですか?

それはもちろんありますが、政府の公務員にはなりたくないと思います。公共研究といっても、開発を学んできたので、できれば国連関係の機関、その中でもユネスコに入りたいですね。私の家パタンも、ユネスコから世界遺産に認定されていますし。ネパールに帰ってそこで活動できたらいいなと思っています。

そのモチベーションを維持できる原動力は何でしょう?

現地の人たちからの期待ですかね。いつも何とかしなくてはいけないと思っていますから。みんな応援してくれているので。

Word of power

●故郷のグティをはじめとする伝統的グループと連携を取って活動
●ネパールに帰ってそこで活動できたらいいな
●いつも何とかしなくてはいけないと思っています

ネペムコ・代表、ラジブ シュレスタさんへのインタビュー(第二号)は以上になります。次回もお楽しみに!!

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