vol.163 張聖 平田久美子

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張 聖
学生団体U-Lead代表 
1990年生まれ、現在慶応義塾大学2年
チャリティイベントへの参加がきっかけで、12月からU-Leadに入団。
表参道ヒルズで開催した5月のイベントでは、アーティスト、協賛、twitter、広報などの仕事を経験し、7月に第二代代表就任。

平田 久美子 
高校まで日本の学校に通い、高校3年間スイスの高校に通う。現在早稲田大学文化構想学部2年。U-Leadの新入生説明会をきっかけに今年の4月に入団。表参道ヒルズのイベントではアーティストを担当。イベント班、協賛班に所属。

世界には読み書きができない人が7億7000万人、小学校に行けない子どもが7,700万人いると言われているなか、創設者元マイクロソフトのジョン・ウッド氏が「教育の機会を提供することで、貧困の連鎖を断つことができる」という信念のもと、設立された団体がルーム・トゥ・リード。日本でも最近、さまざまな企業とのコラボレーションにより活動を展開しています。2009年、その活動に共感して発足した学生団体が、U-Lead。今年5月には表参道でインドの女子教育支援プログラムに寄付するためのイベントを開催し、注目を集めました。今回は代表の張聖氏とメンバーの平田久美子氏にその活動について、お話を伺いました。

「サークル」にとどまらないU―Leadの活動

活動に関わるようになったきっかけを教えてください

張 第一回チャリティイベントFirst Stepに誘われ、そこで、Room to Readの教育が世界を変えるとの途上国支援に共感。教育の大切さを、同じ学生であるU-Leadが啓発していくことはとても意義のある活動だと感じました。もともと社会貢献に興味があり、自分もFirst Stepを踏み出し、行動に移す機会だと捉えました。

平田 ボランティア活動に興味があって、学校のサークルでのボランティア活動も考えましたが、「飲み会」だけで終わってしまうことも多くなかなか自分に合ったものが見つかりませんでした。そんな時、学生向けの雑誌を見ていたところ、U-Leadが紹介されていて、4月にあった説明会に参加しました。メンバーが皆、真剣に取り組んでいたので、活動に参加することを決めました。

いつからボランティアには興味を持ち始めたのですか?

張 家庭環境により、比較的早い段階から興味は持っていました。ただ日本は海外と違い、寄付文化が身近にないため、逆にボランティアを始めることはマイナスに捉えられるのではないか、という心配がありました。大学入学後、多くの社会貢献系サークルがあることを知りましたが、それでもやはり一歩を踏み出すには抵抗がありました。U-Leadのイベントに参加し、サークルとは全く違う雰囲気の真剣な様子に心を打たれ、参加を決意しました。

平田 通っていた小学校、中学校が途上国への募金をやっていました。高校時代の3年間はスイスに留学していて、学生はボランティアを当たり前のように、日常生活の一部としてやっていました。日本に帰国して大学に入ってみると、みんな自分の大学内のサークルだけの人間関係だけで、それ以外のことに目が向いていなく、それはもったないな、と感じました。そのようななかでU-Leadの活動を知り、始めることにしました。

実際に入ってからの活動は?

張 First Step参加後、一早く活動に加えてほしいと入会の意思表明をしました。初めての参加が打ち上げも兼ねた食事会だったのですが、そこでもう既に次回のイベントについて話し合われていたのが印象的です。初めての参加にも関わらず、自分も意見を求められ、上下関係のない素敵な団体だと感じました。

平田 初めてメンバーの方がお住まいのマンションの会議室で、ミーティングに参加したのですが、皆さんフレンドリーに接してくださったのが印象的でした。何の利益もなく支持されているわけでもないのに自発的にみんなが参加していて、初めて行ったのにメンバーとして受け入れて下さり、アイディアも求められて一員としてすぐに溶け込むことができました。日本の大学のサークルは上下関係がありますが、ここはやる気があればすぐに何かができ、今日入った人でも仕事を与えられることがあります。みんなで協力して、何かをやっています。

張 今は週1ペースでミーティングを行っています。報道番組を始めとした様々なメディアに取り上げられたこともあり、新メンバーも増えています。5月に表参道ヒルズで開催した第二回チャリティイベントでは、500人以上の方が参加して下さいました。インドの女子教育支援がテーマで、現地の子どもたち1人1人の夢を応援できるよう、またせっかく1500円を払って来てくれた学生のためにも、スポンサー企業探しには特に力を入れ、結果的に来場者の払ってくれたお金は100%寄付することができました。

平田 私は入ってから1カ月足らずで、すぐ表参道ヒルズのイベント準備に入ったのですが、規模が大きすぎるので、どうやっていけば良いのか不安でした。着々と1つずつやらなければいけませんでした。イベントに向けて色々な学生に呼びかけているなかで学ぶことも沢山ありました。当日になっても、本当に会場に来てくれているか心配でした。学生限定のイベントであったこともあり、特別な一体感がありました。みんなで力を合わせれば、学生でも自発的に何かを成すことができると感じました。

今の活動で力を入れたいことは?

張 2回のイベントを走り続けて、今はゆっくりと内部を見つめなおしています。私が、今一番心がけていること、それは内と外の両立です。U-Leadのこれまでの活動実績はどちらかというと外に向けて発信するものでしたが、それと平行して今後は勉強会やスタディーツアーを通して、内部が充実した団体にしたいです。

平田 私はスイスにいたときに、インドから来ていた子がいたこともあり、インドの現地の児童労働や識字率の問題に関心があって支援をしたく、現状を1度見てみたいです。また、外部に向けての寄付を求めるのと同時に、自分たちの見聞も広めていきたいです。来年にはまたイベントを開催したいです。それと新メンバーをもっと増やしたいです。ただ、せっかく入ってもらっても決まりがない部分もあり、役割が決まりづらい部分もあるのでそれもしっかりやっていきたいです。メンバーが1つにまとまっているところがここの良さだと思うのでそれを大切にしていきたいです。(写真はミーティングの全体の様子、ミーティングでの張氏〈右〉と平田氏〈左〉)

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これからの目標を教えてください

張 目標は、内と外、両面での充実を実現させることです。今模索している企画をしっかり運営させ、早く軌道に乗せたいです。また、新しく入ってくるメンバーには、社会貢献ができるだけでなく、U-Leadにはたくさん勉強になることがあり、大きく成長できることを体感してほしいです。

平田 将来的には教育に興味があるので、その道に進みたいです。途上国の教育について勉強したいです。イベントを行う中で、途上国にも日本にも教育の問題があることがわかりました。両方の問題点を学習し、自分の仕事に生かしたいです。日本はサークルや部活でも、人に言われたことをこなすことしかできない点があります。自分の発言したことが実際に形になるという活動をできる学生が限られているので、もっと達成感を味わって欲しいです。

Word of power

張 
”今”を大切に。
今だからできること、今しかできないことを。
”教育で世界は変わる”

平田
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