vol.109 中島 早苗
特定非営利活動法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパン副代表理事 URL:http://www.ftcj.com/index.html
学生時代よりNGO活動に関わる。
その後、アパレル会社勤務などを経験し
1997年米国NGOでインターン中にFree The Childrenの活動を知り、
1999年日本でフリー・ザ・チルドレン・ジャパンを立ち上げる。
こんにちは!テトル(インターン)熊坂 惟です!!
今号から三号に渡ってお送りいたしますのは、特定非営利活動法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパン副代表理事・中島 早苗さんへのインタビューです。12歳(当時)のカナダの少年が立ち上げた団体フリー・ザ・チルドレン
第一号となる今号では、フリー・ザ・チルドレン設立の経緯を中心にお聞きしました。
12歳の少年が設立した団体なのですか!?
はい、そうです。きっかけは1995年の春頃、児童労働問題を訴えていたパキスタン人のイクバル少年が殺害されるという事件が、センセーショナルに報道された記事でした。彼は4才ぐらいからずっと、じゅうたん工場で監禁に近いようなかたちで働かされていました。
しかし、NGO によって救出され家族のもとに無事帰り、リハビリを受けました。その後、イクバルさんは欧米で児童労働の存在について自分の体験も合わせて伝える活動をしていましたが、パキスタンに戻った際、何者かに射殺されました。真相は闇の中ですが(単なる事故と扱われましたがをトル)、運動をよく思わなかったパキスタンの雇い主だとかがいたのではないかと。
イクバルさんはお幾つだったのですか?
当時12歳でした。その記事をカナダのトロントに住んでいた当時同じ12歳のクレイグという少年がたまたま目にしました。
彼はそんなに社会問題に関心があったわけではなく、新聞に載っている漫画の記事を読んでいるときにそれが目に入ってきたそうです。
同じ12歳の子どもが学校にも行けず、奴隷のように働かされているということを初めて知って衝撃を受け、それから働く子どもたちのことを調べ始めたそうです。
調べた結果、あまりわかりやすく説明してくれるところがなかったんですね。難しい文章ばかりだったそうです。子どもの問題ならば、子どもたち自身で取り組んで考えていきたい、子どもから発信して子どもにわかりやすく伝えていこうという思いが生まれました。
すごいですね!中学一年生で。
まずは学校で先生に提案して、ホームルームの時間に話をさせてもらいました。興味を持ってくれた10人ぐらいの子どもたちと一緒に、家を拠点にしながら始めたというのがフリー・ザ・チルドレンの始まりです。
そして活動していく上で、もっと問題を深く、きちんと知らなければ、社会に対してメッセージを発信できないのではないかと、自分が実際に状況調査しに行くことにしました。もちろん最初は両親から大反対を受けますが、説得を続け、一緒に同行してくれる専門家がいれば良いと承諾を得、南アジアの児童労働の調査をする、5カ国(ネパール・パキスタン・タイ・バングラデシュ・インド) の旅へ出かけたそうです。
どんな調査を行ってきたのですか?
現地調査では、働いている子どもたちのインタビューや、実際に救出活動をしている NGOや国連、ユニセフを訪問したり、マザーテレサにも会いに行き、インドを調査していた時には、カナダの首相がインドに遊説に来ていたので、児童労働問題を政府との対話中で取り上げてくれないかということを提案したそうです。
そして調査を終え、カナダに帰国すると、ものすごい報道陣が待ち構えていました。メディアをうまく利用できたこともあって、その報道がアメリカやヨーロッパにも広まっていきました。
日本ではいつごろから活動が始まったのですか?
活動に興味を持った私たち大人が、99年にフリー・ザ・チルドレン・ジャパンを立ち上げようということで、まずフィリピンに調査に行きました。現地では貧困のために買春(かいしゅん)をさせられていた8歳から12歳ぐらいまでの子どもがいました。そのとき、12歳の時に NGO から救出されて、自分の体験を話す活動家になった子どもがいました。ピアという女の子ですが、イクバルさんのような子どもですよね。
その年、子どもの権利条約が日本で批准されて5周年記念の権利条約フォーラムがあったので、そこに彼女を呼んで、話してもらおうと企画し、彼女を招聘しました。
すごい!反応はいかがでしたか?

その体験を聞いた高校生が「何かやりたい」ということになり、彼女を保護した NGO、フィリピンのプレダ基金を支援することになりました。子どもたちが移動するためのバスが欲しいということで、その費用が100万円だったので、それを目標に子どもたちが募金活動をしたり、応援する大人からの寄付を集め、フィリピンに送ったというのが、フリー・ザ・チルドレン・ジャパンの子どもたちによる初めての活動でした。
●子どもから発信して子どもにわかりやすく伝えていこう
●興味を持ってくれた10人ぐらいの子どもたちと一緒に、家を拠点にしながら始めた
●南アジアの児童労働の調査をする旅へ出かけた
フリー・ザ・チルドレン・ジャパン副代表理事・中島 早苗さんへのインタビュー(第一号)は以上になります。次回もお楽しみに!!
一緒に社会起業家メルマガを社会に提供しませんか!?
現在Granmaでは共にこのメールマガジン事業を推進するスタッフを募集しております!!我こそはと思われる方、
ぜひ一度、コーヒーでも飲みながらソーシャルなお話などしてみませんか?
お問い合わせ先はこちらから!!皆様からの熱いお便りお待ちしております!!
Wrote 2009.04.27 << 前のインタービュー | 次のインタービュー >>