vol.110 中島 早苗
特定非営利活動法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパン副代表理事 URL:http://www.ftcj.com/index.html
学生時代よりNGO活動に関わる。
その後、アパレル会社勤務などを経験し
1997年米国NGOでインターン中にFree The Childrenの活動を知り、
1999年日本でフリー・ザ・チルドレン・ジャパンを立ち上げる。
こんにちは!テトル(インターン)熊坂 惟です!!
今号は、前号に引き続き特定非営利活動法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパン副代表理事・中島 早苗さんへのインタビュー(第二号)をお送りいたします。
第二号となる今号では、カナダと日本の学校の違いを比較してお話しいただきます。
それではお楽しみください!
子どもだからこそできることとは?
活動しているのが"子ども"である一番の強みは、虐待を受けたり働かされている子どもと同年代である所です。
ものすごく共感するわけです。同年代だからこそ、身近な問題として向き合えることが強みだと思います。
クレイグさんが立ち上げた時、「そんなことは大人になってからやればいい。」とか、「子どもに社会を動かす力などない。」と周りから言われたこともありました。
子どもがやっても仕方がないと子どもたちが諦めてしまうことをなくしたい。
彼はそう考えて、子どもたちを応援するリーダーシップトレーニングで、社会問題や国際問題に興味がある子どもたちが実際にどうやって活動すればいいのかを応援する事業を始めたのですね。
ホームページでは高校のクラブ活動のように参加している学校が沢山載っていましたね。

いくつか学校内でグループができています。ユニセフは学校でも受け入れられやすいですが、他の NGO では、学校の中にグループを作るというのはとても難しいです。学校の中にグループができると集まる場所等考えたりしなくていいので、やりやすいですね。学校の施設を使ってイベントもでき、引き継いでいけるというのもよくて、学校内に今後はもっと活動を広めていきたいと思っています。日本はまだまだですが、カナダではそれをすごくうまくやっていて、学校の中に、何千というグループができているんですよ。
カナダと日本の違いは何でしょうか?
多分日本の場合は、なんでその民間団体・NGO を選ぶのかと学校関係者の声が一番問題になると思います。ユニセフならば政府に近いということで、安心感があるからでしょうか、昔からユニセフは学校とネットワークを築いています。
ユニセフをやっているから、他の団体はもう大丈夫といわれることも多いです。
昨年の10月に、カナダのフリー・ザ・チルドレンから招待されて、「me to we」 というイベントに、高校生と2人で参加してきたのですが、それがとてもすごかったですね。
「me-私」から「we-私達」という考え方に変えることで、何か問題があれば、私たちの社会だから、私たちが関わるのは当然、というように、「私」だけというところから「私たち」に変えていくことで社会をよくしていけるということを提唱していました。それについては、クレイグと兄のマークが本を出しているんですが、そのことを提唱して広めていくためのイベントでした。平日の金曜日にまる一日かけて、カナダの子どもたちが8000人集まるイベントでしたが、政治家、ミュージシャン、俳優など著名な人たちが沢山集まって、みんながメッセージを発信していくわけです。
一貫して、「子どもは世界を変えられる。私たちの世界だから一緒に変えていこう。」ということを訴えていました。
600の学校が登録していて、参加者は、先生同伴で学校単位で参加します。イベントを見て、日本だったら難しいだろうなということを感じていました。
クレイグも公立の学校に通っていましたが、50日間も休んで児童労働の調査の旅に行きました。そんなことは、なかなか普通できないじゃないですか。
もちろん卒業が遅くなりましたが、そういう環境を許す社会というのは、日本と土壌が違うかなと感じます。
そうですね。学校の体質自体が違うんですね。
カナダで学校も訪問しました。フリー・ザ・チルドレンが学校の中で社会問題を伝えて、それにどう取り組んだらいいのかを考える授業があって、それを見に行きました。アジア系、アフリカ系、いろんな人種の子どもたちが集まっているクラスなので、世界問題も身近に感じているのではないかと思います。違いはあれど、日本でもやっていきたいと思っています。
●同年代ということで、ものすごく共感する
●子どもがやっても仕方がないと子どもたちが諦めてしまうことをなくしたい
●「me-私」から「we-私達」という考え方に変える
フリー・ザ・チルドレン・ジャパン副代表理事・中島 早苗さんへのインタビュー(第二号)は以上になります。次回もお楽しみに!!
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Wrote 2009.04.27 << 前のインタービュー | 次のインタービュー >>