vol.133 鳥居 晴美
子供地球基金代表 URL:http://www.kidsearthfund.jp/ja/
大学卒業後、専業主婦として過ごすが理想とする幼稚園が見つからず、1985年息子の為にユニダインターナショナルスクール設立。息子が大学を卒業するまで23年間校長を務める。1988年戦争、災害、貧困などで心に傷を負った子供たちを支援するNPO子供地球基金創立。外国語サービスの会社イスト及び婦人服ブランドFENTON代表取締役。
こんにちは!テトル(インターン)の熊坂 惟です!!今号は、子供地球基金代表、鳥居 晴美さんへのインタビュー記事、前編をお送りいたします!第一号となる今号では、鳥居さんが活動を始めたきっかけ、子供地球基金の活動内容をお話しいただきます。
私達のスローガンは、「Kids Helping Kids」子供達が子供達をサポートするという、子供達の為のボランティア団体です。それを色々な形で私達がサポートし、"子供達と世界中で絵を描く"というワークショップが活動の大きな柱となっています。世界中に、戦争で親を亡くしたり、貧困でものが食べられなかったり、病気で苦しんでいる等、様々な理由で心にトラウマを抱えている子供達が沢山います。そういった劣悪な環境にいる子供達のみならず、先進国に住むような一見恵まれている健全児であっても、自分達の心の中を常に表現する手段を持っているということは凄く大切なことです。子供達が絵を描くことで自分の心と向き合う時間を持ち、表現することの大切さを伝えるというのが私達の大きなテーマです。
息子の為に、中々自分の納得のいく幼稚園がなかったので、小さな幼稚園を作って、その中で始まった子供達のボランティア活動だったのです。息子が描いた1枚の絵がきっかけになったのですが、太陽と星が、地球に、水とグリーンをプレゼントしている絵なのですね。こういう優しい気持ちやメッセージを社会に伝えたいと思い、もしかしたら子供の想いや優しい発想が社会を変えるキーになるのでは、と思ったのが一つのきっかけで、子供達のボランティア活動をスタートしたのです。全てが自然な形で導かれて、その活動にスポンサーがついて下さるようになり、子供地球基金になりました。近隣のゴミ拾いや、老人ホームに慰問したり、絵を描いたりということを子供達自身が行動し始めました。その中で、子供の力は大人に比べると及ばないところは勿論あるのですが、純粋で、自分の想いを素直にメッセージとして伝えることは、大人以上によくできます。絵を通して社会にメッセージを投げかけながら、その絵をデザインとして使って頂き、お金に換えて、世界中で苦しい思いをしている子供達を自分達の力でサポートしようという、子供達自身の力を社会に還元できる仕組みを作っているのです。ワインのラベルや、ラグ、色鉛筆、マグカップ、カレンダー、洋服等、様々な商品を色々な企業の方々が作って下さっています。
今まで、チェルノブイリやバングラデシュ、ルワンダ、ジンバブエ等、40ヶ国近い国々に行き、直接子供達とコミュニケーションをとりながら、必要なものを無駄のない形で支援してきています。物を届けるというよりも、私達にとってはどちらかというと、目に見えないものこそがとても大切で、つまり、心を届けるということなのです。活動していると世界中から手紙やFAX が届き、この地域では子供達がこんな状態で苦しんでいるから何か一緒に出来ないか等、問いかけを常に頂くので、私達がきちんと調査した上で、必ず現地を訪れるということをモットーに活動しております。政府や大きい団体にぽんと渡すと、残念な事ですが、何処にいったか分からないということもありますし、使わない機械が送られて埃を被ってしまっていたり、無駄な支援になってしまう、ということが多いのも事実なのです。世界中8箇所に、継続的な支援が出来、そして子供の心の拠り所となるキッズアースホームも作っています。そこには登校拒否の子供、親が離婚して悲しくて食事が食べられない、お話が出来ない子供、色々な子がいます。お母さんやお婆ちゃん等、家族が電話してきたり、本人がいつでもふらっと来ることができる場です。殆どが、作ってから3~5年以内に独立することを目指しているので、海外では全てが現地法人となっています。私達が目指しているのは、何かをしてあげてそこでお終いではなく、必ず自分達の力で運営出来るという仕組みを作りあげることです。継続されていかないことには、いつまでたっても自分の力で生きるということが出来ません。
●“子供達と世界中で絵を描く”というワークショップ
●息子の為に、中々自分の納得のいく幼稚園がなかったので、小さな幼稚園を作った
●息子が描いた1枚の絵がきっかけ
子供地球基金・代表、鳥居 晴美さんへのインタビュー(前編)は以上になります。次回もお楽しみに!!
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Wrote 2009.08.02 << 前のインタービュー | 次のインタービュー >>