vol.008 池林国男
特定非営利活動法人日本アーツセンター 事務局長 URL:http://www.nippon-artscenter.com/
池林國男 プロフィール
1944年関西出身
25歳の時、絵画勉強のためフランス・パリに渡仏。
1976年帰国。その後、株式会社東京デザイン出版設立。代表取締役社長。
クライアントは中央省庁とその関係外郭団体が主。
趣味は木製カヌーの手作り。
こんにちは!テトルの熊坂 惟です!!
あなたの趣味は何ですか?
読書?
写真?
スポーツ?
もし自分の趣味がみんなに喜ばれるカタチになったら嬉しくないですか?
今号は特定非営利活動法人日本アーツセンターの池林さんへの
インタビュー(第一号)をお送りいたします。

我々日本アーツセンターの活動は、スタートは演劇の分野です。活動をはじめたきっかけは、当時理事に大学の助教授である演出家の方がいて、エコマネーを使ったNPOを立ち上げましょうと立ち上げたのが始まりです。
以前からお世話になっていたから、いいですよと返事しまして。
何より、おもしろそうだな!と思いました。本当に友達同士の話からスタートしたわけです。
アーツマネーと名づけた地域通貨は、エコマネーをベースにしてやりました。エコマネーとは、たとえば、私は編み物ができる。Aさんは運転ができる。私が作ったものをAさんにあげるから、私が足を怪我して動けないときはAさん、車で買い物に行ってくれる?
昔だったらお互いにお願いし合っていたことを、地域通貨で行うのです。たとえば、所要一時間だったら1000アーツ(貨幣単位)とか。世の中で通用するお金が円じゃなくても、違う通貨でもいいんじゃないかって。
ただ、日本の場合は、一回何かしてあげると、「もういいよ。お返しに何かしてもらわなくても。」ってなるんです。それは文化の違いなのだけれども。ちょっと日本の文化には合わないかなとも個人的には思います。だから根付かせるのが難しいよね。
演劇では、例えば切符切りをやってくれたら、一回につき2000アーツたまって、5000アーツたまれば、演劇を観賞できるというふうに取り入れました。
私が事務局長になり、団体として活動するにあたり、
事業の内容により助成金が出るという話から、色々な事業を行いました。
知的障害者による手作りカヌー体験、食育と子育て支援シンポジウム、車椅子女性のためのフラダンス、そして今回の船を造るという私の趣味を大いに活かした海賊船プロジェクトが動き始めたんです。
環境問題の一環として山の問題もいろいろと取り上げられますよね。洪水のこと、間伐の問題。
山で、その木を使って何かできないかなって。
同時に、活動として、障害者のこと、子供のこと、この2つに広いながらも絞られてきました。
健常者だけでやってもおもしろくないし、ハンディキャップのある人、ろうあ者とか、低障害者と一緒にやってみてはどうだろうと声を掛けてみました。
すると、「そんなことをやってくれる人が本当にいるのかしら」ってとても喜んでくれて。
子供のことについて少し言及すると、ヨーロッパなんかは、子供たちが学校に行く前に社会のマナー、礼儀を教えているんです。だから、いじめとかがあまりない。日本はそれがないから、学校に行ってそういった問題が起こるのですね。子供に、きちっと、「空き缶捨てちゃだめですよ。」って教えれば、守りますよ。子供のうちに言っておけばいいんです。大人になってから言ってもそれは間に合わない。だから子供なわけです。
当初は五年後にやりたいなっていう夢だったんです。船を作って川に浮かべて。それが新聞に取材されて、結局一年で実現しました。新聞社側もおもしろそうだからやらせようとなりまして。見切り発車的なところもありましたが。
知らない人は船の制作を見ただけでびっくりするよね。大学のプールを借りて実際に浮かべるなど。何せ一年がかりですから。親たちも工具なんて危ないと言うけど、そこで取り上げてしまったら何もできないですよねって、説得したわけです(笑)
●本当に友達同士の話からスタートした
●世の中で通用するお金が円じゃなくても、違う通貨でもいいんじゃないか
●そんなことをやってくれる人が本当にいるのかしら
次回は動き出したプロジェクトが実際にカタチになっていくまでをご紹介します。
次回もお楽しみに!
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Wrote 2009.06.02 << 前のインタービュー | 次のインタービュー >>