vol.052 吉澤 有紀

認定NPO法人難民を助ける会 広報・支援者サービス担当  URL:http://www.aarjapan.gr.jp/

認定NPO法人 難民を助ける会/広報・支援者サービス担当
1977年千葉県生まれ。
学生時代から国際協力に関心を持ち、ボランティア活動に従事。
大学卒業後にシステム会社に就職。
6年半の勤務後、2007年12月に難民を助ける会へ。

こんにちは!テトル(インターン)の熊坂です。
今号は、「難民を助ける会」吉澤さんへのインタビュー(第二号)です。
今号では、吉澤さんが活動に携わるようになったきっかけ、
実際の活動を通して、いま感じている思いをお話しいただきます。
それではお楽しみください!!

  

国内で活動を支えることに魅力を感じて

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高校生の時から海外への興味があり、大学は国際学部に入りました。その時は国際協力がやりたいという気持ちより、ただ海外とのつながりが持てるといった理由で選びました。
そこで学んでいくうちに国際協力のことを知り、それからずっとNGOでのボランティア活動や様々なNGOのスタディーツアーに参加することで、国際協力に係わってきました。企業で働くようになってからは、インドで児童労働問題に取り組む団体で、週末を中心に活動をし、今も続けています。
日本国内では有給スタッフ0人、無給スタッフ4人という状況なので、組織運営からイベント企画、広報まで国内でやるべきことを全てやるしかないといった感じです(笑)。それでもイベントがある時期を除けば、思っているほど大変ではありません。
プライベートの時間もちゃんと取れますし。 この団体で、日本国内での活動の重要さと面白さを実感しました。
国内でイベントを開催しなければ、日本人が海外の児童労働の現状を知ることはありませんし、海外で活動するための資金も集めることができずに子どもたちの過酷な状況を変えることはできないのですから。 国際協力というと、海外で活動している人ばかりが注目されるけれど、実は国内で活動を支える人たちの役割がとても大切なのです。
難民を助ける会に入ったのは、広報・支援者サービスという、国内で縁の下の力持ちとして働く仕事の募集が出ていたので、それに魅かれて応募しました。 最終的には日本人が引き上げて現地化するという理念にもとても魅力を感じました。
ちょうど勤めていた企業を辞めて、国際協力の世界でボランティアとしてではなく、スタッフとして働いてみたいと思っていた時期で、あれこれ団体を探していたので、よしここにしようと決めました。始めは、スタッフとして働くとボランティアの時と違って集める寄付のノルマに追われてシビアになるのではないかと思っていましたが、そんなことはなく、安心しています。
支援者さんとより近いところで働くことができて、やりがいがあります。趣味の延長と言ったら語弊があるかもしれませんが、けっこう楽しんでやっています。私が動くことで、関わってくれた人たち、周りの人たちに、こういった活動に興味を持ってくださる人が一人でも増えてくれたらと思っています。

支援者さんと現地スタッフ、そして現地の人々との橋渡し

 

難民を助ける会は今年で創立30年目に入るので、活動を通して築き上げた現地の協力団体との関係がしっかりしているというのが強みです。
それは私が今年の8月にミャンマー(ビルマ)でのサイクロン被害者への緊急支援に同行した時に感じたことです。
外国人が足を踏み入れたことのない地域については情報がないので、現地の人に連れて行ってもらわなければ行くことすらできなかったと思います。
都市部にくらべて、奥地の村はアクセスが悪いので、援助が届きにくいんです。
政府の許可が無いことには入れないですし。発生から3か月後だったので、大きい都市はあまり目立った被害状況は分かりませんでしたが、私たちが支援している村では、家も仮の家だったり、中もミシミシいっていたり、お米が無かったり。
お米を配った時、本当にありがとうと何度も手を握られました。そんなに感謝されて、でも私自身は大したことをしていないという申し訳ない気持ちになったことを覚えています。と同時に、この活動を支えてくれている支援者の皆さんに私がいただいた「ありがとう」という言葉を伝えなければ、と思いました。情報や気持ちを伝えるのが私の仕事だと思っています。
実際の現地での支援活動は海外の駐在スタッフがいますので、私は支援者さんと現地スタッフ、そして現地の人々との橋渡しになるのが役目だと思っています!!ただご寄付のお願いをして、お礼をして終わりではなく、そのあとの活動と、そして報告が大切ですよね。
ちゃんとした報告がされずに、募金してくださった方々から「寄付して損した」と思われてしまうと悲しいので。
気持ちを台無しにしてしまうようなことはしたくないですね。

Word of power

●海外で活動するための資金も集めることができずに子どもたちの過酷な状況を変えることはできない
●皆さんに私がいただいた「ありがとう」という言葉を伝えなければ
●気持ちを台無しにしてしまうようなことはしたくない

「難民を助ける会」吉澤さんへのインタビュー(第二号)は以上になります。
次号もお楽しみに!!

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