vol.054 山内 朗、那須 高

CLUB TEATRO副理事  URL:http://www.club-teatro.com/club_teatro/club_teatro1.htm

山内 朗(ヤマウチ アキラ)
1985年 生まれ
横浜市立東高校~東海大学体育学部体育学科卒
大学時代より少年サッカーの指導に携わる。
在学中にアルゼンチンへ渡り、バビーフットボールに出会い、衝撃を受ける。
ゲームを主体で、楽しみながら技術や判断などサッカーに必要な事を学べるような指導法を学ぶ。
横浜市立中学校非常勤講師を経て、2008年4月にNPO法人CLUB TEATRO設立。
副理事に就任。 現在に至る。
       
那須 高(ナス タカシ)
1984年 生まれ
法政大学第二高等学校~法政大学法学部法律学科卒
大学時代に教職の道を志す中で、少年サッカーの指導に携わる。
在学中にアルゼンチンへ渡り、バビーフットボールに出会う。
横浜市立中学校非常勤講師を経て 2008年NPO法人CLUB TEATROを設立し、副理事に就任。現在に至る。

こんにちは!テトル(インターン)の熊坂です。
今号から三号にわたってお送りいたしますのは、「CLUB TEATRO」山内さん、那須さんへのインタビュー(第一号)です。
みなさんはバビーフットボールという競技をご存じでしょうか?
「CLUB TEATRO」は、まだあまり耳慣れないこの競技をアルゼンチンから日本に輸入し、本格的に子どもたちに指導しています。
そこには、サッカーが上手くなってほしいという願いだけでなく、もっと広く、深い、お二人の思いがありました。
今号では、バビーフットボールとはどんな競技なのか?という疑問にお答えいただき、クラブ設立の経緯をお話しいただきます。
それではお楽しみください!!

                                                

クラブテアトロはどういった活動をしているのでしょうか?

山内氏:中学生のサッカーチームと、小学生対象のバビーフットボールスクールと、女子小学生のサッカースクール、この三つのサッカーを主体とした活動をしています。

また現在、横浜市の体育協会の総合型地域スポーツクラブの設立準備団体ということで、これからサッカー以外のスポーツも増やして活動していく予定です。

例えば何をやろうか決めていますか?

山内氏:現在準備を進めているのは、タグラグビーという競技です。
ラグビーのタックルを「タグ」におきかえて行うのが特徴で、小学生の間で少しずつ普及してきている競技です。

バビーフットボールという競技に出会ったきっかけは?

山内氏:私は大学に入ってから少年サッカーに携わっておりました。
その指導に携わる中でフットサルの競技特性を生かした少年の指導に着目し、実践をしていました。

ある指導者講習会で、アルゼンチンにコンクリートの上で行う、バビーフットボールというのがあると話を聞きました。
本当に好奇心で、どんなものかと見に行き、そこで衝撃を受けまして、ぜひこれを日本でもやりたいと思いました。
それが始めたきっかけですね。

アルゼンチンまで飛んで行ったわけですね?

山内氏:そうです。笑

 大学三年生の時、06年でした。
その時は一人で行って、去年の三月に那須と二人でもう一度行きました。

実際にバビーフットボールとはどの様な競技ですか?

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山内氏:アルゼンチンの人は28年前にバビーフットボールを子供たちにサッカーの複雑さをわかりやすく伝えるための競技として始めたそうです。フットサルと違ってスライディングもしますし、ボールがラインを割ったらスローインで始めますし、人数も6対6でフットサルより一人多いです。それを彼らは、6歳から13歳までやっています。10歳からはサッカーとバビーフットボールとどっちもやっています。狭い中でやっているだけでは視野が広がりませんので。サッカーも行っていく事は必要です。合理的ですよね。密度の濃い中でやっていた方が、求められる技術や判断の質は高いので。フットサルと比べても、密度が濃いのはバビーフットボールなので、ぶつかりに強くなりますし。非常に激しく、展開の速いゲームです。実際にバビーフットボールをやっているアルゼンチンの子どもたちが日本の国際大会でサッカーをしているところを見ました。日本の強豪チームと対戦していましたがバビーフットボールをやっている方がプレッシャーに強く、確実な技術を持っていると感じました。
大人とこどもが試合をしているような印象を受けました。
今年の北京オリンピックで優勝したサッカーアルゼンチン代表もほとんどがバビーフットボールをやっていたそうです。
現在、スペインのバルセロナで活躍するメッシ選手も少年期にバビーフットボールを体験していたそうです。

バビーフットボールと出会う前まではどのような活動をしていたのですか?

山内氏:もともと04年に始めたのは、中学生のクラブチームとしてでした。
その後、小学生の活動もやろうということで、最初はフットサルクリニックという名前で活動していました。
それがアルゼンチンのバビーフットボールと出会って、やろうということに決めて今の活動の根幹ができたというわけです。
小学生でバビーをやって、そのまま中学生でサッカーチームに入ってと、一貫して指導していきたいと考えています。

どのような経緯でクラブが発足したのですか?

山内氏:横浜市緑区で活動しているのですが、Jリーグ下部組織に入れなかった子ども達や、中学部活動でないクラブでのプレーを望む子ども達が、地域でサッカーをできる環境を提供しようということで始まりました。
今の代表の岩本が、その中学生チームの監督になることが決まりました。
そのころは、ここでやっていこうなんて思っていませんでした。
私たちがバビーフットボールを始めようという気持ちになったということがちょうどうまく重なって、本格的なスタートをきったわけです。

団体の名前の由来は何ですか?

山内氏:クラブテアトロ(CLUB TEATRO)のテアトロ(TEATRO)というのは、スペイン語で劇場という意味です。
とにかく、地域の参加する人、それを見る人、支える人みんなが一つの場所に集まって感動や情熱を共有できる場所=劇場にしようということで名付けました。
もう一つ、クラブにしたのも、サッカーだけではなくいろいろなスポーツ種目を行うクラブにしようという思いで付けました。

こういう地域にしたいという思いはありますか?

那須氏:保護者だったり、子どもたちだったり、地域の人々がスポーツを通じて一つになれるような地域にしたいです。
また、アットホームにだれもが立ち寄れる、気軽に行ってみようと思ってもらえるクラブにしていきたいです。

Word of power

●テアトロ(TEATRO)というのは、スペイン語で劇場という意味
●みんなが一つの場所に集まって感動や情熱を共有できる場所
●人々がスポーツを通じて一つになれるような地域

「CLUB TEATRO」山内さん、那須さんへのインタビュー(第一号)は以上になります。
次号もお楽しみに!!

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