vol.070 水越 みゆき
聴導犬普及協会理事・訓練部育成課 URL:http://www.hearingdogjp.org/
こんにちは!テトル(インターン)の熊坂 惟です。
今号は「聴導犬普及協会」理事・水越 みゆきさんへのインタビュー(第二号)をお送りいたします。
聴覚障害者の方たちにとって聴導犬というのは大切なライフラインだということをお話しいただきました。
第二号となる今号では、聴導犬普及協会の活動内容をお話しいただきます。
それではお楽しみください!!
聴導犬普及協会の活動としては育成の他に?

普及ということで、聴導犬についてもっとみなさんに知っていただくために広報活動を積極的に行っています。
たとえば、ショッピングセンターの一角で実際にデモンストレーションを行ったり、学校の授業で、聴覚障害者の方や聴導犬と実際にふれあってもらったりしています。
また、協会で月に1度の見学日も開いております。
学校で子どもたちに知ってもらうのはいいことですね!
そうですね。今の子どもたちは、学校の授業で、総合学習の時間というのがあります。
その時間は、子どもたちが自由に学びたいことを決めて学ぶことができる時間なので、聴導犬に興味を持っていただいた子どもたちに実際にその役割を知ってもらったり、聴覚障害者の方との接し方を学んでもらっています。
全国に聴導犬を育成する施設はどれくらいあるのですか?
登録されているもので、20カ所あります。ただ、現状は杜撰なもので、介助犬育成施設として登録するついでに聴導犬育成施設としても登録しておこうといった団体もあります。
介助犬と聴導犬なんて育成方法から何から全く違うにもかかわらずです。
聴覚障害者の方は36万人以上いて、聴導犬が全く足りていない状況と伺いましたが。
36万人以上いる聴覚障害者に対して、聴導犬として法的認定されている犬は現在18頭です。そのうち当協会からは6頭卒業しています。
どんなところが他の団体と違うのでしょうか?
私たちが育成するときに一番心がけているのは、障害者に寄り添う犬に訓練することです。
ただ一通り、この音が鳴ったらこのように対応しなさいとルールを教えるだけならば、さほど難しくありません。
ただ、そのように訓練された犬が果たして本当に聴覚障害者のためになるのかといったらそうではないと思います。
わかりやすく言うと、聴覚障害者の方と一緒に進化していけるような犬、その人に近い状態の耳になる犬に育てることです。
われわれは、アフターケアもしっかりと行っています。定期的に連絡を取るようにして、必要とあらば、再度訓練もし直しますし、新たな要望も常に聞くようにしています。
今後の課題みたいなものはありますか?
スタッフの問題、お金の問題ですね。どこもそうだとは思いますが。
当協会は9名のスタッフがおります。そのうち7名は仕事を持っている方たちです。
聴導犬の訓練を行っているのは私を含めて2名のみです。
一頭育成するのにだいたい2年以上はかかります。それを2人でというと、なかなか厳しい状況ではあります。
●介助犬と聴導犬なんて育成方法から何から全く違う
●ルールを教えるだけならば、さほど難しくありません
●一頭育成するのにだいたい2年以上はかかります
「聴導犬普及協会」水越 みゆきさんへのインタビュー(第二号)は以上になります!次回もお楽しみに!!
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Wrote 2009.02.26 << 前のインタービュー | 次のインタービュー >>