vol.087 石井澄江/塩田恭子

JOICFP(家族計画国際協力財団)事務局長/広報アドボカシーグループ アシスタントプログラムオフィサー  URL:http://www.joicfp.or.jp/jpn/

石井澄江(いしい すみえ)

1975年よりジョイセフの活動に携わる。フィールドでの経験を活かし、アドボカシー(政策提言)で中心的な役割を果たす。
2003年より事務局長を務めている。ベトナムに単身赴任した経験あり。夫一人、娘一人の三人家族。

塩田恭子(しおた きょうこ)

2006年からジョイセフ職員として広報アドボカシー業務に携わる。大学では国際関係、アメリカの大学院で教育開発を学んできた。海外のNGOや国際機関との関係強化、国内での広報活動/政策提言に努める。

こんにちは!テトル(インターン)の熊坂 惟です!!
今号から四号に渡ってお送りいたしますのは「JOICFP(家族計画国際協力財団)」事務局長・石井さん、広報アドボカシーグループ・塩田さんへのインタビューです。
2008年に40周年を迎えたJOICEPは、今まで、アジア、アフリカ、中南米の16ヶ国を支援してきたそうです。
いったいどういった活動をされてきたのでしょうか?
第一号となる今号ではその活動、背景にある途上国の現状を詳しくお話いただきます。
それではお楽しみください!

                

世界中のお母さんを笑顔にしよう

塩田氏:ジョイセフは、「世界中のお母さんを笑顔にしよう」をテーマに掲げて活動しています。
女性の命をまもるため、途上国のお母さんや女性の妊娠や出産に関わるあらゆることを支援しています。1968年に日本で生まれた NGO で、2008年に40周年を迎えました。
今まで、アジア、アフリカ、中南米の16ヶ国を支援してきました。現在ではネパールやニカラグア、ベトナム、ミャンマー、中国などで活動しています。 妊娠・出産に関わることって、いったいどんなこと?と思われる方も多いかもしれませんが、母子保健が例として挙げられます。
また家族計画やHIV/エイズの母子感染予防も重要な活動のひとつです。安全に妊娠して、出産するというのは途上国では想像以上に大変なことなのです。

HIVの陽性者だということを知らない人の方がほとんどなんです

塩田氏:HIV /エイズで大きな問題は偏見です。陽性者に対して、他の人が避けてしまったりとか、触ってはいけないとか、社会から排除するような動きがあったりします。
そのような偏見をなくすため、ジョイセフは紙芝居を制作しています。字の読めない人も理解できる、また電気やガスがなくても使える紙芝居を作って、地域の人に HIV /エイズのことを知ってもらい、偏見をなくそうという活動をしています。
石井氏: HIV/エイズ の中で大きな問題は、女性も男性も自分たちがHIVの陽性者だということを知らない人の方がほとんどだということです。
HIVの検査に行ったというだけで、村人から排除されてしまうので、村をあげて地域をあげて、 HIV /エイズに対しての偏見を取り除くことをしていかないと、みんなが自由に検査を受けられない。または、 HIV の陽性とわかった人に対する差別がなくならない。
だからコミュニティー全体を対象にして、みんなが HIV /エイズに対する差別・偏見をなくせるような働きかけに、1例ですけれど、紙芝居を使って活動しています。

―――やる前とやったあとで村の方々って、どのように変わりますか。

石井氏:大きく変わります。
一番わかりやすいのは、 VCTという言い方をしているんですが、"Voluntary Counseling and Testing"と言って、自分から申し出て、カウンセリングとHIV検査を受ける人の数が上がります。

ジョイセフは黒子でいい。―――住民主体は非常に重要なコンセプト

塩田氏:ジョイセフは保健ボランティアと呼ばれる、コミュニティーで保健指導をしている方と一緒に活動を展開しています。
この保健ボランティアは、妊婦検診に行きましょうと演劇で呼びかけたり、活動が地域に根ざした形で展開されています。
石井氏:原則、コミュニティーのボランティアはそのコミュニティーから選んでもらいます。もちろん、その時に一定の基準というのは、両者の合意で作りますけど、合意したあとは、コミュニティーの人達から推薦してもらった人が続けられるように、いろいろシステムを作っています。
ジョイセフが、他の NGO と違う点は、基本的に日本人のスタッフを現地に長期的には置かないという方針をとっていることです。
塩田氏:住民を中心にして、ジョイセフは黒子としてサポートする役目を果せばよいと創設者は言っています。
ジョイセフは目立たなくていい、という住民主体は非常に重要なコンセプトのひとつです。

Word of power

●安全に妊娠して、出産するというのは途上国では想像以上に大変なこと
●みんなが HIV /エイズに対する差別・偏見をなくせるように
●ジョイセフは目立たなくていい

「JOICFP(家族計画国際協力財団)」石井さん、塩田さんへのインタビュー(第一号)は以上になります!次回もお楽しみに!!

今すぐできる「プチいいこと」!!

読者の皆様へ

一緒に社会起業家メルマガを社会に提供しませんか!?
現在Granmaでは共にこのメールマガジン事業を推進するスタッフを募集しております!!我こそはと思われる方、
ぜひ一度、コーヒーでも飲みながらソーシャルなお話などしてみませんか?
お問い合わせ先はこちらから!!皆様からの熱いお便りお待ちしております!!

page top