vol.091 ロン・ベバクア

PlaNet Finance Japan事務局長  URL:http://www.planetfinance.or.jp/

—PlaNet Finance Japan事務局長
—PlaNet Financeアジア地域コーディネーター
外資系証券会社の首席エコノミストとして10年間東京で勤務。
2007年、PlaNet Financeより、アジア地域コーディネーターに任命され、インドネシア、中国、バングラデシュの貧困農村へのクリーンエネルギー設備の導入を促進するなどのプロジェクトを担当。
2007年、日本初のマイクロファイナンス国際シンポジウムを主催。

日本初のマイクロファイナンスにおける、日本語トレーニングツールを開発。
年に一度、日本の若者へのインターンシップ制度を行う。
マイクロファイナンス、開発経済学、CSRプログラムに関しての講演活動。
2004年以降、エコノミスト・インテリジェンス・ユニットに東アジアの経済的問題を執筆。ウォール・ストリート・ジャーナル、UCLAセンター、日本総合政策研究所への掲載も。

こんにちは!テトル(インターン)の熊坂 惟です!!
今号から三号に渡ってお送りいたしますのは「PlaNet Finance Japan」事務局長・ロン・ベバクアさんへのインタビューです。
PlaNet Financeはマイクロファイナンス(少額金融サービス)を提供するだけでなく、利用者へのトレーニングも行っています。
第一号となる今号では、世界中に展開する、組織の概要をお話しいただきます。
それではお楽しみください!

                

利用者へのトレーニングを行う必要がある

                                      

プラネット・ファイナンス・ジャパンとはどういった団体なのですか?

プラネット・ファイナンス・ジャパンは06年、日本のNPO法人に認定されました。
親団体は、10年前にパリで生まれました団体です。

主な活動は?

基本的なマイクロファイナンス(少額金融サービス)分野にいろいろ支援しています。
マイクロファイナンスには2つのアクターがあるんです。
マイクロファイナンスの利用者と、ファイナンスのサービスを提供する団体です。
サービスを提供する団体は様々です。NPONGO、組合、金融機関などなど。
最初に私たちがマイクロファイナンス提供団体のプロフェッショナルになることを目指しています。
ただ提供するだけでなく、利用者がうまく使わなければお金と時間の無駄になってしまいますので、利用者の方々にもいろいろなトレーニングを行っています。

具体的にはどういったトレーニングを?

具体的には、「どうやってビジネスを始めればよいのか」、「自分の家族の貯蓄等をどうやってマネジメントするのか」などですね。

ビジネスの手法を使って社会的な問題を解決する

世界中で活動しているというお話ですが。

10年前にパリで始まって以来、現在スタッフが約400名以上、世界中に38ヶ国にオフィスがあります。
事業を行っているのは、60ヶ国に及びます。

400名!すごいですね。みなさん有給スタッフですか?

もちろんです。日本のイメージとしては、NPO=ボランティア団体という考えが主流かもしれませんが、海外のNPOはプロフェッショナル団体です。スキルやノウハウをマイクロファイナンスの利用者に提供しているので、長い経験がなければトレーニングができませんし。私も、ここに来る前までは、金融機関に勤めていました。

金融の分野ですもんね。スタッフは、金融で働いていた方が多いですか?

たしかに多いですが、過半数ではありません。人事のこと、総務のこと、いろいろな面で仕事がありますので金融業界出身の人間だけではありません。

ジャパンはどういった経緯で立ち上がったのですか?

私たちの団体は、新生銀行の全面支援という形で3年前に始まりました。
今もそこまでですが、当時日本国内にマイクロファイナンス団体はありませんでした。
私の知る範囲ですけど。>日本はODA大国でしたが、マイクロファイナンス分野にあまり経験がありませんでした。
それはいかがなものなのかと思っていました。
たしかに、JICA、JBIC、民間のNGO団体と、多少の経験はありますが、専門的に専門性を持ったユニットはありませんでした。
世界的に見ても、日本としても、このセクターには多様なニーズがあるし、成長性のある分野でもあるので、チャンスがたくさんあると思います。

どのように融資を活かすわけですか?

ご存じの方も多いかと思いますが、貧困削減、社会問題解決ですね。特にアジアの方では。
マイクロファイナンスでは、経済用語をよく使います。マイクロファイナンスをうまく進めるためには、提携団体がこれをソーシャルビジネスとしてとらえていなければいけません。
マイクロファイナンスはビジネスの手法を使って社会的な問題を解決するわけです。

やはりアジアの利用者が多いですか?

そうですね。マイクロファイナンスのマーケットはアジアが一番大きいです。団体の数、利用者数ともに。
まだまだ金融サービスを利用できない人々が一番多く暮らすのもアジアです。
ODA大国の中で日本が一番アジア地域を支援しています。日本がアジアのマイクロファイナンス市場に対して戦略的に支援していない状態だということは、日本にとっても、日本からの支援が欲しいと思っているアジアのマイクロファイナンス市場にとっても、ミスチャンスです。だからこそ、われわれがその間に立って支援しています。

Word of power

●利用者がうまく使わなければお金と時間の無駄になってしまう
●海外のNPOはプロフェッショナル団体です
●日本にとっても、日本からの支援が欲しいと思っているアジアのマイクロファイナンス市場にとっても、ミスチャンス

「PlaNet Finance Japan」ロン・ベバクアさんへのインタビュー(第一号)は以上になります!次回もお楽しみに!!

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