vol.093 ロン・ベバクア

PlaNet Finance Japan事務局長  URL:http://www.planetfinance.or.jp/

—PlaNet Finance Japan事務局長
—PlaNet Financeアジア地域コーディネーター
外資系証券会社の首席エコノミストとして10年間東京で勤務。
2007年、PlaNet Financeより、アジア地域コーディネーターに任命され、インドネシア、中国、バングラデシュの貧困農村へのクリーンエネルギー設備の導入を促進するなどのプロジェクトを担当。
2007年、日本初のマイクロファイナンス国際シンポジウムを主催。

日本初のマイクロファイナンスにおける、日本語トレーニングツールを開発。
年に一度、日本の若者へのインターンシップ制度を行う。
マイクロファイナンス、開発経済学、CSRプログラムに関しての講演活動。
2004年以降、エコノミスト・インテリジェンス・ユニットに東アジアの経済的問題を執筆。ウォール・ストリート・ジャーナル、UCLAセンター、日本総合政策研究所への掲載も。

こんにちは!テトル(インターン)の熊坂 惟です!!今号は前号に引き続き「PlaNet Finance Japan」事務局長・ロン・ベバクアさんへのインタビュー(最終号)です。最終号となる今号では、ロンさんの目に映る現在の世の中をありのままにお話しいただきます。それではお楽しみください!

                

日本における広報活動

06年にユヌス氏がノーベル平和賞を受賞した際には、マスコミからの取材が沢山来ました。
さらに、新生銀行もいたるところで、マイクロファイナンスのパートナーシップを示しています。
私たちも、カンファレンスやセミナー等で、プレゼンもしています。
ニュースレターも発行しています。私たちの事業だけでなく、読者はマイクロファイナンス全般、世界のマイクロファイナンス分野のニュースを欲しがっているので、そういった情報も提供していきたいと思っています。

インターンもできるそうですね?

インターンシッププログラムを作りました。毎年2、3人の若い日本人がインターン生になります。
今までマイクロファイナンスの資料が日本には全くありませんでした。海外のそれを翻訳する仕事を経て、その後、海外のマイクロファイナンス期間で半年間インターンしていただきます。

ロンさんが思う誰にでもできる社会貢献はなんだと思いますか?

あいさつと、カーボンフットプリントが一番だと思います。
私は基本的に、無駄のある生活をしません。
エネルギー、ガス、食べすぎる、必要のない物を買う、私はそんな生活を求めていないですし、必要ないと思っています。
私自身、金融業界出身ですが、給料が良かったため、周りには、さっき述べたような生活をしている人がたくさんいました。
私はそれでは良くないと思います。もっと環境や周りの人に優しい生活をしなければいけない。

ロンさんが社会の問題に目を向けるようになったのはいつ頃ですか?

昔から「みんなのような生活はちょっと」と疑問を持っていました。
多くの人達がやっていること、みんなが右に行くから右についていくわけではなく、「本当に右でいいのか、ならば左に行こうか」と考えるような性格でした。

ロンさんにとってお金ってなんですか?

お金は必要なものです。絶対になくてはいけないものだと思います。
ただ、誰がそれをコントロールするのかが大事です。なくては生きていけないものですが、自分がお金をコントロールするのではなく、お金にコントロールされてしまってはいけないと思います。お金があれば何でも買えるという考え方は良くないと思うんです。だから、扱うのに十分注意しなければいけないものです。

ロンさんの理想の世の中とは?

世界のことでいうと、オバマが大統領になった今考えているのは、核の保有数をアメリカが最初に減らすことができれば世界が変わると思います。
「お前らが減らせ」とかではなく、自分たちから率先してそれを行うことで世界が変わると思います。
何故かというと、それを行うことで、アメリカに対する信頼度が高まるからです。
今の世界には、本当のリーダーシップをとる国が残念ながらありません。だから世界がバラバラになってきています。
アメリカには、やはりリーダーシップをとって欲しいですし、とるべきだと思うので。
最初に核を減らすことで、それが可能になるのではないかと思っています。
でもぼくが本当に言いたいのはそれよりも、みんながやさしく挨拶してくれればそれが「Nice first step」です!

社会の中でのご自身の役割って何だと思いますか?

「Create more than I destroy」
消費したものと、つくったもので比べたときに、つくったものの方が大きくなるって意味です。
バランス的に、つくったものが、捨てたものよりも大きくなる。そうすれば社会はいい方向に向かうと思います!!

Word of power

●「本当に右でいいのか、ならば左に行こうか」
●みんながやさしく挨拶してくれればそれが「Nice first step」
●「Create more than I destroy」

今号で三号に渡ってお送りいたしました「PlaNet Finance Japan」ロン・ベバクアさんへのインタビューは以上になります!
最後までお読みいただきありがとうございました!
最後の「Create more than I destroy」。いい言葉ですね。
「自分は今まで何をクリエイトしてきて、これから何をクリエイトしていくのか」考えさせられたインタビューでした。NPOはプロフェッショナルの集団だと言い切るロンさん。そのマインドは日本でも確実に広がっていることと感じています。
次回もお楽しみに!!

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