vol.094 岩附 由香
特定非営利活動法人ACE代表・理事 URL:http://www.acejapan.org/
1974年生まれ。
上智大学文学部卒業、大阪大学大学院国際公共政策研究科博士前期課程修了。
大学院在籍中の1997年に国際子ども権利センターの児童労働のプロジェクトに関わったのをきっかけに、同年「児童労働に反対するグローバルマーチ」を日本で開催するためACEを発足させ、以後代表を務める。
「世界中の子どもに教育を」キャンペーン事務局長(2004年)、「ほっとけない世界のまずしさ」キャンペーン運営委員(2005年)などでアドボカシー・キャンペーン活動に従事。また2006年3月~12月まで国際交流基金日米センターNPOフェローとして米国NGOの児童労働への取り組みを研究した。
2008年G8サミットNGOフォーラムではキャンペーンチーム・リーダー、また貧困開発ユニット・サブリーダーを担った。
共著に、『わたし8歳、カカオ畑で働きつづけて。』(合同出版)がある。
桜美林大学大学院非常勤講師。
こんにちは!テトル(インターン)の熊坂 惟です!!
今号から三号に渡ってお送りいたしますのは
「特定非営利活動法人ACE」代表・理事の岩附 由香さんへのインタビューです。
ACEは子どもの権利条約が守られた社会の実現のために活動する団体です。
驚くことに設立当時はみなさん学生だったそうです。
第一号となる今号では、世界の児童労働の現状と、岩附さんが児童労働という問題と出会ったきっかけをお話しいただきます。
それではお楽しみください!
●関連ホームページ
【BLOG】http://plaza.rakuten.co.jp/acejapan/
【児童労働反対世界デーキャンペーン】www.stopchildlabour.jp
【2008年G8サミットNGOフォーラム】www.g8ngoforum.org
活動紹介
ACE(エース)は、子どもの権利が守られる社会を目指して活動しています。
子どもたちが希望を持って安心して暮らせるよう、児童労働の撤廃と予防に努めています。
事業としては四つの事業(啓発、政策提言、国際協力、ネットワーク構築)を行っています。
事業ミッションを私たちだけではなく、市民と一緒に協力して実現するのが、ACEの一つの特徴だと思います。
児童労働の定義をお聞きしたいです。
児童労働反対といっても、子どもが働くことすべてに反対するわけではありません。
・15歳未満の、本来義務教育を受けるはずの子どもたちが、学校に行かずに働いている状態
・ 18歳未満の有害・危険労働(例えば児童買春、鉱山労働など)
大きくその二つに当てはまるものを児童労働といいます。
そういった子どもは世界にどれくらいいるのですか?
2億1800万人と言われています。
そういえば、過去のW杯でサッカーボールと児童労働に関する報道がありましたよね?
そうです!実はそのW杯キャンペーン私達がやっていました。
その時メディアに沢山取り上げられて、私たちの活動の意義を感じました。
ACEはもともと設立当時全員学生だったということもあって、6ヶ月間限定の活動のつもりでした。ところが、タイミングを逃して解散しないまま、W杯キャンペーンを行う機会が訪れ、実際にやってみたらものすごい反応があり、それならばきちんと法人化して、有給の職員も雇ってやっていこうと決めました。
岩附さんが活動をはじめたきっかけは?
ずっと国際協力に関心はありました。
児童労働という問題があることを本を読んで知りましたが、ある本では、子どもが農村を出て働かされているといったことが書いてあり、別の本では、2000年までに世界中の子どもが教育を受けられるようにしようと国際会議で決められたと書いてありました。
それを見て、現実にはものすごくギャップがあるということを知りました。世界は私が思っている程うまくいっていないんだと。
実体験ですと、メキシコに旅行した際、子どもたちが信号待ちをしている私に「お金ちょうだい」と寄ってきました。
遠くからその子たちのお母さんが見ていました。
子どもにどうしてこういうことをさせるのか、ショックというか、怒りに近い感情を抱きました
それで児童労働に関心を持ったわけですね?
そうですね。国際協力についてもっと勉強したいと思い大学院に行きました。大学時代あまり勉強しなかったので。(笑)
大学院では、インドの児童労働について研究しようと思いました。
そんな折、「国際子ども権利センター」というNGOで働いている方に出会いました。
私が児童労働に関心があるとお話しすると、「今度インドの児童労働に関する活動を始めるから、ぜひ来てよ」と言われました。
「行きます!」と返事して、それからその団体に通い始めました。
そのうち、気がついたら大学そっちのけで活動していました。(笑)
熱中してしまったわけですね。(笑)
そこで、偶然翻訳を頼まれたのが「グローバルマーチ」の資料でした。
私は当時、グローバルマーチのことを知りませんでしたので、訳しながら、これは本当にすごいと思いましたね。
児童労働意識を高め、実際の支援を導入することを目的に、地域の人たちと一緒に練り歩きをするという取り組みで、世界80カ国で行うことが予定されていました。
●事業ミッションを私たちだけではなく、市民と一緒に協力して実現する
●世界は私が思っている程うまくいっていないんだ
●子どもにどうしてこういうことをさせるのか、ショックというか、怒りに近い感情を抱きました
「特定非営利活動法人ACE」岩附 由香さんへのインタビュー(第一号)は以上になります!次回もお楽しみに!!
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Wrote 2009.07.21 << 前のインタービュー | 次のインタービュー >>