vol.095 岩附 由香
特定非営利活動法人ACE代表・理事 URL:http://www.acejapan.org/
こんにちは!テトル(インターン)の熊坂 惟です!!
今号は前号に引き続き「特定非営利活動法人ACE」代表・理事の岩附 由香さんへのインタビュー(第二号)をお送りいたします。
岩附さんは大学院時代、働いていたNGOで「グローバルマーチ」の資料と出会います。「これはすごい!」と感じた岩附さんが次にとった行動とは?
第二号となる今号では、ACE設立までの経緯をお話しいただきます。
それではお楽しみください!
グローバルマーチを知ったあとのアクションは?
翻訳しながら、日本でもやりたいと強く思いました。
「国際子ども権利センターでできませんか?」と聞きましたが、「それは難しいな」と言われていまいました。
それでも諦めきれなくて、いろいろな方に相談していくうちに、「やってもいいですよ」と言ってくれた人がいました。
ただ、その人は複数人スタッフがいる組織ではなく、一人だったので、「僕がやるのではなくて、岩附さんが、全部やることになるけど。」と言われました。
同じやるならば、一個人ではなく、組織としてやったほうがいいような気がするとその時直感的に思って、一晩寝ないで、団体設立の趣意書を書きました。
すごい決断力ですね。
次の日、相談していた人に「こんなことを考えました」と趣意書を送りました。
学生だし、組織の運営をしたことなんてもちろんないし、「そんなことできるわけないだろ」と言われたらどうしようかと、内心ビクビクしていました。
すると、その人が「いいんじゃないかな。」と言ってくれました。うれしかったですね。
そこで、早速「こういう団体を立ち上げるけれどやらない?」と声をかけたのが、今も一緒に活動する白木なんですよ。それが97年の秋で、そこから何人かに声をかけて立ち上げたのが、ACEです。
もし他の団体が、グローバルマーチをやると言っていたら、もしFAXを送った相手が、何考えてるんだと言っていたら、ACEは存在しなかったかもしれません。
学生からNGOに飛び込むことに不安はありませんでしたか?
実は私がきちんとACEからお給料をもらうようになったのは最近のことなんです。
ACEを仕事にするべきか、他の仕事をしながら活動するのか悩んでいました。
一時期通訳の仕事をしていましたが、それを選んだのも通訳ならばある程度自分でスケジュールを管理できるからです。
毎日会社に行かずに済むので、ACEの日中の業務と両立できると考えて。
他の仕事で生計を立てて、ACEはボランティアという時期が長かったのでそんなに不安はありませんでした。
いかに両立するかということは悩んでいましたけど。
何回も現地に視察に行っていると思うのですが、何か印象に残っているシーンはありますか?
私が初めてグローバルマーチの視察でインドに行ったのが、98年でした。
その時、参加していた男の子に、「どんな仕事をしていたの?」と聞きました。
どんな仕事だったのですか?
糸を作る工場で働いていたそうです。
6日働いても、5日分の給料しかもらえない。お昼ご飯が出るけれども、いつまでも食べているとお皿を投げられる。仕事で失敗すると、タバコの火を腕に押し付けられたりすると言っていました。
「親には相談しないの?」とたずねると、「相談できない」と言います。
他の子で、耐えかねて親に相談した子がいたそうです。当然、親が工場に文句を言いに行きますよね。
その次の日からその子はいなくなったそうです。親が探しても見つからず、彼は殺されてしまったのだろうと。
衝撃を受けましたね。そんなひどい状況があるのかと。
最後に、「将来なりたいものはある?」と聞いたら、「何にでもなる。来るもの拒まずだよ。。。」と言われました。
夢も希望もありませんでした。これが児童労働の現状なんだということが、その時分かりました。
●同じやるならば、一個人ではなく、組織としてやったほうがいいような気がする
●ACEを仕事にするべきか、他の仕事をしながら活動するのか
●これが児童労働の現状なんだ
「特定非営利活動法人ACE」岩附 由香さんへのインタビュー(第二号)は以上になります!次回もお楽しみに!!
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Wrote 2009.01.31 << 前のインタービュー | 次のインタービュー >>