vol.100 米良 彰子
特定非営利活動法人オックスファム・ジャパン事務局長 URL:http://www.oxfam.jp/
1991年 株式会社デサント入社
海外営業部にて企画・営業に携わる。
1995年から神戸のFMわいわいでDJ・プロデューサーとして活動。
2002年 株式会社デサント退社
2003年~2004年 カンボジアにてセサミ・ストリート、公共広告の制作に携わる。
2005年 Brandeis University にてSustainable International Development
(開発学)で修士号取得。後、コミュニケーション・オフィサーとして
オックスファム・ジャパンに入職。
2008年 事務局長に就任。
こんにちは!テトル(インターン)熊坂 惟です!!
今号から三号に渡ってお送りいたしますのは、特定非営利活動法人オックスファム・ジャパン事務局長・米良 彰子さんへのインタビューです。
世界100カ国以上で貧困を克服しようとする人々を支援し、貧困を生み出す状況を変えるために活動するオックスファム。
第一号となる今号では、その多岐に渡る取り組みと、世界の現状をお話しいただきます。
それではお楽しみください!
団体のご紹介を簡単に
オックスファムは世界100ヶ国以上で活動している民間の支援団体です。
民間なので、皆さんのような一般の方からの支えが何よりも大切になっています。
オックスファムは、飢餓に苦しむ難民を助けるということで、1942年にイギリスのオックスフォードから当時の活動が始まりました。
現在、世界16カ国に拠点をおいて活動しています。
オックスファム・ジャパンもそのうちの一つです。
私たちの特徴は、支援対象国となるインドやメキシコにもしっかりとしたベースを置きながら活動しています。
活動内容はどこに行っても同じスタイルで、16の拠点がすべて、密に連携をとりながら活動しています。
具体的にはどのような活動を?
大きく3つの分野での活動があります。
まず1つ目が長期開発支援、
災害で苦しんでいる地域、貧しいと言われる地域で活動しています。
2つ目が緊急人道支援、
地震、津波、そういった災害が起こった時にどの団体よりも早く現場に駆けつけます。
このフットワークのよさも、私たちの一つの大きな特徴です。それを支えるのが世界中のネットワークなんですね。私たちオックスファムには、何か災害が起こった場合、「13h以内」に現場に駆けつけるというルールがあります。現場では何が必要とされているかというレポートをいち早くあげます。
最後に3つ目がアドボカシー活動、政府へ向けた提言活動ですね。
キャンペーンとしていかに多くの人を巻き込むことがコツなんです。
「これだけの日本人が活動に興味を持っています」と政府へ提言するわけです。
他の団体と違うポイントは、草の根的な活動もしつつ、根本的に課題を解決する手法も持っている点ですね。現場の支援とアドボカシーの両立ですね。
世界の現状
今、食料の値段が上がっていると感じている日本人は8割以上います。
WFP(国連世界食糧計画)が、現在、地球上では「食料価格の高騰が静かなる津波のように押し寄せている」という表現をしました。
実際に、食料価格の高騰が原因で暴動が起こった国もあります。
貧困国では、食糧費が全収入のおよそ8割と言われています。その中でも真っ先にそのダメージを受けるのは、社会的にどうしても立場が弱い女性や子供たちです。
仮に食料価格の高騰が1年で終わったとしても、その時に生まれた子供たちは栄養失調の影響を受けて育ちます。
なぜ食料価格の高騰が起きるのでしょうか?
気候変動の影響、バイオ燃料の影響も大きいですね。食べれるものを燃料に変えてしまうという動きがここ数年価格の高騰に大きく影響しています。
あとはもちろん人口の増加もあります。
複雑な問題が絡み合っているわけですね。。。
それが誰に一番影響を表すかというと、先ほども言いましたように社会的に弱い立場、貧困の状態にいる人たちです。
漠然とした質問ですが、貧困とはなんでしょう?
貧困という言葉をよく耳にしますよね?
オックスファムの指す貧困をネルソン・マンデラ氏の言葉がよく表しています。
彼はこう言っていました。
「貧困は人災である。人災だからこそ、自分たちで解決できる問題である!」
社会的に、様々な場面から排除されてしまう、選択肢のない状態を私たちは貧困と言います。根本的な仕組み、構造変えなければそれを正すことはできないと思い活動しています。
●草の根的な活動もしつつ、根本的に課題を解決する手法も持っている
●ダメージを受けるのは、社会的にどうしても立場が弱い女性や子供たち
●「貧困は人災である。人災だからこそ、自分たちで解決できる問題である!」
特定非営利活動法人オックスファム・ジャパン事務局長・米良 彰子さんへのインタビュー(第一号)は以上になります。次回もお楽しみに!!
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Wrote 2009.02.16 << 前のインタービュー | 次のインタービュー >>