vol.101 米良 彰子

特定非営利活動法人オックスファム・ジャパン事務局長  URL:http://www.oxfam.jp/

1991年 株式会社デサント入社
  海外営業部にて企画・営業に携わる。
1995年から神戸のFMわいわいでDJ・プロデューサーとして活動。
2002年 株式会社デサント退社
2003年~2004年 カンボジアにてセサミ・ストリート、公共広告の制作に携わる。
2005年 Brandeis University にてSustainable International Development
(開発学)で修士号取得。後、コミュニケーション・オフィサーとして
オックスファム・ジャパンに入職。
2008年 事務局長に就任。

こんにちは!テトル( インターン)熊坂 惟です!!
今号は前号 に引き続き、特定非営利活動法人オックスファ ム・ジャパン事務局長・米良 彰子さんへのイ ンタビュー(第二号)です。
第二号となる 今号では、クイズ形式で世界の様々な課題を出 題していただき、支援者、パートナー団体との コミュニケーションへのこだわりをお話しいた だきます。
それではお楽しみください!

                                      

Q&A

―予防治療が可能な病 気で何秒に1人の子供が亡くなっているか分かり ますか?

3秒に1人です。こ こで覚えて欲しいのは、「予防可能だ」という ことです。

―毎日何人くらいの子 供が下痢を原因に亡くなっているでしょうか?

4000人です。日本 で暮らしていて下痢で命を落とすなんてことは 考えられないと思います。
子供は免疫力が あまりないところに下痢になると、脱水症状に なってしまいます。
まさに下痢は予防可能 なものです。 綺麗な水など、衛生環境がある程 度整っていれば防げるものなので。
だから オックスファムでは安全な水の供給に非常に力 を入れて取り組んでいます。
緊急支援の時 も、長期支援の時も、綺麗な水があるというこ とがいかに生命に繋がるかということですよね 。

―緊急支援の際、1日 、1人当たり約何リッターの水が必要とされてい るでしょうか?(飲食、身体洗い、トイレ、全 て含む)

15リッターです。 これが緊急人道支援の際、最低保障される水の 量です。

―対して、我々日本人 は、1日平均どれぐらい水を使っているでしょう か?

330~350リッター といわれています。あくまで平均で、当然個人 差はありますが15リッターがいかに少ないかと いうことですよね。
こういった問題は絶対 におかしいと、「ミレニアム開発目標(MDG s)」として、世界のリーダー達が8つの数値目 標を立てました。
MDGsが画期的だと言 われているのは、2015年までという具体的なゴ ールの期限が設けられているということでした 。
2008年はその中間地点でした。
まだ まだ目標に届かないという国が多い一方、達成 しつつあるところもあります。
何が違うか というと、政府自体がそれを政治の課題にする ことで、それが非常に重要でもあります。
いかに課題を課題だと認識し、政府一丸となっ てそれと向き合うことが大事なんだと思います 。

具体的にどういった政 策を提言するのですか?

初等教育と基礎保 険医療の利用者負担を廃止するということが大 事ですね。
これは私たちのようなNGOや 各国政府が働きかける事ではなく、途上国自身 が行うべきことだと思います。

アドボカシー活動とし て生活者とのコミュニケーションをどのように している?

成功例をどんどん 出していくことが大事だと思います。
何も カタチになっていないのに賛同してくださいと 言うだけではしてくれませんよね。
あとは 、その後のビジョンというのを明確に示すとい うことも一つ大事になってくると思います。

「コミュニケーションへのこだわり」

「100円でできること 」「だれでもできること」がWB上にしっかり とまとまっていてすごいです!

いろんな方に知っ ていただくと同時に、どのように行動してもら うかというオプションをいろいろ提示するとい うことが大事だと思っています。参加を促す側 としては。
なので、代表的なもので言うと 、ウォーキングのイベントもあれば、写真展の イベントもあります。

支援者の方とのコミュ ニケーションは?

メールと、WEB と、小規模、大規模の講演会ですね。

WEBの重要度が高い と思いますが、何かこだわり、工夫はあります か?

欲しい情報にちゃ んとリーチできるような仕掛けはつくっていま す。
イベントというきっかけから入ってい ただいた方たちが、他の内容にも関心を持って いただけるようにと工夫しています。
デザ インに関してはオックスファムは世界共通で、 ロゴ、カラー、メッセージ、すべて統一されて います。

世界3250団体との連携 ってすごいですよね!現地の団体とのパートナ ーシップを継続する工夫は?

パートナーを組む 以上、いかに信頼を置ける活動をしているかと いうことですよね。
私たちとしてはやはり 現地のコミュニティの人たちが、自活できるこ とが理想です。
とはいえ、現地のことは現 地の人が一番知っていることなので、我々は少 しだけあるノウハウを使ってサポートするとい う役割ですね。

Word of power

●綺麗な水があるということがいかに生命に繋がるか
●いかに課題を課題だと認識し、政府一丸となってそれと向き合うか
●その後のビジョンを明確に示すことが大事

特定非営利活動法人オックスファム・ジャパン事務局長・米良 彰子さんへのインタビュー(第二号)は以上になります。次回もお楽しみに!!

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