vol.104 鈴木 光一

ジャパン・プラットフォーム事務局長  URL:http://www.japanplatform.org/

1949年東京都出身。
早稲田大学政経学部卒業後、三井物産㈱に入社。
非鉄金属部門を担当し、イギリス、メキシコに駐在。99年に同社退社。
2003年4月に三重県立宇治山田商業高校の校長に就任。
この間、国際化教育にも積極的に取り組み、
文部科学省の「スーパー・イングリッシュ・ランゲージ・ハイスクール(SELHi)」の指定も受けた。
08年3月に退任後、JPF事務局長の公募に応じ、同年10月より現職。

こんにちは!テトル(インターン)熊坂 惟です!!今号は、前号に引き続きジャパン・プラットフォーム事務局長・鈴木 光一さんへのインタビュー(第二号)です。
第二号となる今号では、他のプラットフォーム団体との違い、その役割をお話しいただきました。
それではお楽しみください!

                              

迅速な対応が強み

どういった点が他の組織との違いですか?

無償資金をNGOに提供している団体は他にもありますが、JPFの強みは、緊急援助の要請に対して迅速に対応できるという点にあります。政府資金の一部を常に緊急支援資金として保有していて、緊急時には、いつでもすぐに出せるようになっています。

迅速な対応ができるわけですね!

世界のどこかで緊急の事態が起こったときには、プラットフォーム内のコアチームが拠出の方針を決めて常任委員会の承認を経て、各NGOに呼びかけます。
そうすると、NGOから「事業申請」が提出されます。それを常任委員会が審査・承認して支援金を出すという一連のフローをメール(メール審議)を通して極めてクイックに行います。そうすることによって、災害発生後3日以内にNGOが現場に出動することが可能となっています。昨年のスマトラ南西沖地震では、発生後24時間以内に出動しています。
通常は、月一回開かれる経済界から2名、NGOから2名、学識経験者1名、外務省1名の委員で構成される常任委員会で、事業への資金拠出が審議・決裁されます。この常任委員会は、会社でいう取締役会にあたる意思決定機関ですが、構成する委員の人数比が対等なパートナーシップを象徴しています。

プラットフォームの役割はとても大きいですね。

JPFができるまでは、こういった仕組みがなかったので、災害があってから日本のNGOが現場に到着するのが1ヶ月2ヶ月後だったりしていました。
世界の名だたるNGOが必要なところはすでに援助し終えていて、日本のNGOはその下請けにまわるといったことが多かったようです。
NGOの方達にも、そういった歴史の中で忸怩たるものがあったみたいですね。

希望すれば、どの団体でも加盟できるというわけではありませんよね?

基本的にはオープンです。ただ、法人格を取得している必要があります。その上で、過去の活動歴とか、事務所の陣容等に応じてカテゴリーが分けられます。カテゴリーによって、拠出を受けられる金額の上限が異なります。上は限度無しから、上限幾らまでといった3段階に分かれています。

どれくらいのスタッフで運営しているのですか?

10名です。たまに学生ボランティアの方達にお手伝いをお願いすることもありますが、基本的には10名ですべて動かしています。
大きな組織の本部的な役割ですので、事業会社的な役割をしているのは参加している30団体です。ですから、本部は小さくても問題ありません。

それでも海外での複数のプロジェクトや数ある団体をマネジメントするのは大変ですよね?

そうですね。皆、毎日遅くまでがんばっています。うちのスタッフは能力、モチベーションともに高いと思います。

Word of power

●強みは、緊急援助の要請に対して迅速に対応できるという点
●日本のNGOはその下請けにまわるといったことが多かった
●大きな組織の本部的な役割ですので本部は小さくても問題ない

ジャパン・プラットフォーム事務局長鈴木 光一さんへのインタビュー(第二号)は以上になります。次回もお楽しみに!!

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