vol.106 甲斐田 万智子
特定非営利活動法人 国際子ども権利センター(シーライツ C-Rights)代表理事 URL:http://www.c-rights.org/
1960年生まれ。
上智大学外国学部卒。サセックス大学開発問題研究所修士課程修了。
大学時代にボランティア活動を始め、(財)日本ユニセフ協会で勤務後、
イギリスの大学院でNGOによる開発教育を研究。
1996年に国際子ども権利センターに参加。
子どもの「参加の権利」を普及する活動を開始。
2001年より代表を務める。
2003年からカンボジアにおいて子どもによる「人身売買・児童労働防止プロジェクト」に従事。
編著書に「立ち上がる世界の子どもたち」(ポプラ社)、共著に「グローバル化と人間の安全保障」(日本経済新聞社)、『開発教育~持続可能な世界のために』(学文社)など。
立教大学・桜美林大学非常勤講師。
こんにちは!テトル(イ
ンターン)熊坂 惟です!!
今号から三号に渡
ってお送りいたしますのは、特定非営利活動法人
国際子ども権利センター(シーライツ C-Rights)
代表理事・甲斐田 万智子さんへのインタビューで
す。
第一号となる今号では、団体のミッション
・ビジョン、活動を中心にお聞きしました。
そ
れではお楽しみください!
まずは、団体の掲げるビ ジョンとミッションをお話しいただけますか?
私たちのビジョンは「
子どもの権利が保障される社会をつくる」というこ
とです。
権利が保障されるとは「子どもの権利
侵害がない社会」です。
例えば、性的搾取、児
童労働などがない社会で、それは子どもが笑顔で暮
らせる社会をつくるということでもあります。
ミッションは3つあります。
1つは「子どもの
権利条約の普及」
それによって、子どもたちが
権利意識を持ったり、大人が子どもに権利を伝えら
れるということにつながるのです。
2つ目は「
子どものエンパワーメント」
子どもが権利意識
を持った後に、権利を使って子どもみずからが自分
の権利を守ることができるようになります。さらに
自分のことだけでなく、友だちを守ったり、社会を
変えていく力になる。そういう子どものエンパワー
メントをファシリテーターテートする(促す)こと
です。
そして3つ目は「大人のエンパワーメン
ト」
大人も子どもの権利の大切さを理解して、
子どもの意見に耳を傾け、子どもが社会参加できる
よう応援したり、機会を提供できるようになるため
のエンパワーメントです。
以上が3つのミッシ
ョンとなっています。
エンパワーメントは国内 も海外も問わず?
そうですね。
HP上で団体の概要にあ る3つの柱についてお話しいただけますか?
「子供の権利条約普及
」は、連続講座またはセミナーを開くことが主な活
動です。ターゲットとしては、現在比較的多く参加
してくださっている学生の方以外にも、さらに教員
の方々や広く一般の人たちに知ってもらいたいと思
っています。
また、できれば、ただ知識を増や
すだけではなく、子供の権利について教えることが
できるファシリテーターのような人を養成していき
たいと思っています。
「南の子ども支援」は、
活動国はインドとカンボジアです。特にカンボジア
において、子どもたちの性的搾取、児童労働、人身
売買をなくしていくための活動を行っています。
「開発教育」は、主に出版活動を行っていて、
インドの債務児童労働の問題に関して、もうすぐ第
二弾を出版します。
他にも、子どもの性的搾取
の問題を中学生も読めるわかりやすい形の本にして
出版しています。やはり、広く関心を持つきっかけ
になってもらえるようなものをと心がけています。
開発教育の授業のテキス トにもなるわけですか?

そうですね。他にもス
タディツアーを行っています。ツアーには、学生だ
けでなく、社会人や学校の先生にも参加していただ
いていています。
期間的なものもあって少数に
はなりますが、学校の先生が現地での体験を通して
、それを子どもたちに伝えることができるようにな
ってもらえればと思って行っています。
他に一般の方が参加でき るものとしては?
あとは、イベントの運
営、CSEC(子どもの商業的性的搾取)への反対
活動を行うチームへの参加、事業運営などですね。
CSECに反対するチームは若者が中心となっ
て活動していて、いつでもメンバー募集中です。
団体の中で、特徴に当た る部分は?
子どもの権利をベース
にしているということと、その中でも「参加の権利
」を非常に重視しているということです。
子ど
もたちが、参加することによってエンパワーメント
され、エンパワーメントされることによってさらに
参加するということを重視しています。それが私達
の一番の特徴だと思います。
子どもも活動に参加でき るんですね?
そうですね、子どもで
も正会員になれます。それも特徴かもしれませんね
。
子どもの性的搾取の問題にしても、児童労働
の問題にしても、現地の子どもたち自身がその問題
を解決できるような参加型プログラムにしていくと
いうことがこだわりです。
子どもの権利条約の
中でも、子どもの参加の権利をうたっている「12
,13,15条」があります。
それを普及する
ことで、子どもがその権利を行使することができる
ようになってほしいと願って活動しています。
●子どもの権利の中でも「参加の権利」を非常に重視している
●子どもでも正会員になれます
●自身がその問題を解決できるような参加型プログラムにしていく
国際子ども権利センター代表理事・甲斐田 万智子さんへのインタビュー(第一号)は以上になります。次回もお楽しみに!!
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Wrote 2009.10.05 << 前のインタービュー | 次のインタービュー >>