vol.113 馬場 直子
ナマケモノ倶楽部・事務局長 URL:http://www.sloth.gr.jp/
1971年生まれ。
大学時代、先住民族とエコロジーに興味をもつ。
卒業後は一流ホテルに就職、「もてなし」やコミュニケーション術を学びつつ、
オフでは大先住民族のNGO活動に携わる。
1999年、「環境+文化+ビジネス」というコンセプトに惹かれ、ナマケモノ倶楽部発足ミーティングに参加。
以後、事務局長として今日までキャンペーン、事務全般に携わる。
現在はふたごの子育てをしつつ、出前授業や企業との協働にも力を注ぐ。
こんにちは!テトル(インターン)熊坂 惟です!!
今号は前号に引き続き、ナマケモノ倶楽部事務局長・馬場 直子さんへのインタビュー(第二号)をお送りいたします。
「環境とビジネスの融合」という理念で活動するナマケモノ倶楽部。第二号となる今号では、その理念に基づいた活動に迫ります。
スローライフという文化とは、どういうものですか?
スローな文化をもう一度作り直そう!と、気軽に取り組めるものとして「キャンドルナイト」があります。キャンドルナイトは"電気を消してスローな夜を"をキャッチコピーに1年に夏至と冬至の2回で呼びかけをしています。気に入ったら毎日やっても良いのですが。笑
アンテナショップである「カフェスロー」では、毎週金曜夜に、ろうそくで営業しています。
暮らしの文化や社会全体のスピードが余りにも早すぎるので、
もうちょっと生態系と調和した、とは言え全く昔に戻ることではなく、もう少しバランスのとれたところに落ち着きませんかという提案です。
スロービジネスの企画と支援

今の日本経済はスローではないというか、利益、効率に傾きすぎている気がします。
本来ビジネスは、地域のために、困っている人を助けるために、商いが生まれ、それを喜ぶお客さんがいるという循環があるはずですが、
だんだん自分だけが儲かればよいと、売るだけの目的が先行しすぎてしまったのではないでしょうか。
ナマケモノ倶楽部の発起人であり、大学教授でもある辻信一さんは、学生が4年間で環境のことについて学んでも、
いざ就職をする際に、環境意識が高い企業が少ない、入りたい会社がない!と、
多くの学生がしょんぼりする姿を見てきたそうです。
それでも、何とか自ら変えていこうと意気込んで入社するけれども、やはり現実は、なかなか難しいことも多い。
ですから私たちナマケモノ倶楽部では、これから就職する若い人たちに
「どうしても入りたい会社がなければ、自分でそういう会社をつくる、という選択肢もあるよ。」とアドバイスするようにしています。
選択肢はひとつではないのですから。
4つの会社を起業

実際にナマケモノ倶楽部では、4つの会社が会員さん中心に立ち上がりました。
とくに「(有)スロー」「スローウォーターカフェ(有)」「(有)ゆっくり堂」は、
20代の若者が中心になって起業したものです。
これらの会社は、よりビジネスに重きを置いて"スロー"というコンセプトを発信しようと活動しています。
そうすると NGO だけで「スロー!」だと言っているよりも説得力が増して「ビジネスでスローな社会を目指すことなんて可能なんだ。」と伝える事が出来ます。
また、「カフェスローのようなカフェを作りたい。」という方が全国から視察に来て、実際に長野、大阪、福岡、静岡、神戸等に緩やかにスローカフェネットワークが形成されてきています。実際に運営している方やこれから運営したいという方の情報交換だったり、環境キャンペーンやイベントの開催、といった緩やかな連携を行っています。
韓国からもスローカフェ運動に熱い視線が注がれているのですよ!今年中に韓国にもスローカフェができそうです。
●暮らしの文化や社会全体のトーンとして今のスピードが余りにも早すぎる
●もう少しバランスのとれたところに落ち着きませんか
●ビジネスでスローな社会をめざすことが可能なんだ
ナマケモノ倶楽部事務局長・馬場 直子さんへのインタビュー(第二号)は以上になります。次回もお楽しみに!!
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Wrote 2009.04.27 << 前のインタービュー | 次のインタービュー >>