vol.116 永石 安明
財団法人オイスカ事務局長 URL:http://www.oisca.org/
1958年生まれ。
日本福祉大学大学院国際社会開発研究科博士前期課程修了。
79年財団法人オイスカ産業開発協力団(現・財団法人オイスカ)
東京本部入所。
80年以降、フィリピン、インドネシア、バングラデシュ、
ミャンマーなどの海外プロジェクト勤務を経て、
2005年より東京本部勤務。
08年4月より現職。
こんにちは!テトルの藤澤 あすかです!!
今号は、引き続き財団法人オイスカ事務局長・永石 安明さんへのインタビューです。創立当初「Food First」をスローガンに掲げ始まったオイスカの活動。
第二号となる今号では、永石さんご自身の体験そしてオイスカの活動を語っていただきます。
10年ごとに目標を変え、掲げていく
創立当初から提唱してきた「Food First」に続き、10年目からは「Grass Roots First」(草の根)を提唱しました。1970年代ですね。
グラスルートの人達を教育し、実際のボトムアップを図ることに力入れました。その後、80年代は「Love Green」というように、10年ごとに目標を掲げてやってきています。
先見の明がありすぎますね!どれもこれも早い。笑
80年代に掲げた「ラブグリーン」は、どういったものだったのですか?
手前味噌ですが、私も自負しております。笑
農業を突き詰めて行くと、やはり自然環境にたどり着いたんです。
フィリピンなんかでもそうですが、農業をやっているうちになぜか水がなくなってきました。通常水は川から流れてきますが、その川を見てみるとの水量が減っていたんです。おかしいなと、川を辿り山に向かうと、その山はハゲ山になっていた、木がなかったんです。
山に木がないとは、自然災害でしょうか?
いえ、フィリピンの例でいえば、特に日本からの木材業者がどんどん入り込んで森林を伐採してしまい、山から木がなくなっていたんです。
木がないものだから山の保水能力がなくなってしまい、雨が降ったら土砂となって流れてきてしまう。農業は水が基本ですから、水を確保しなきゃいけない。そのために、木がなくなって保水能力がなくなってしまった山に植林をしようということになり、それが「ラブグリーン」活動に発展したわけです。今現在も続いている植林活動のはじまりですね。
活動してきて「辛い」と感じるときはございますか?
例えば発展途上国に行ったとき、本当にこの人たちにとっていいと思ったことをやろうとしますが、なかなか向こうの人たちから、理解してもらえなかったということがあります。
バングラデシュには5年程いましたが、向こうでは、だいぶ挫折感を味わいました。現地で研修を担当していたとき、私が育てた青年に、信頼を裏切られたこともありました。
そういった時が一番辛いですね。しかし、研修を終え、泣きながら卒業していく青年も、もちろんいますのでそういうのを見ると、こちらも感激します。やっててよかったなぁ~と。
あと、現地で自分が受け入れられていない時が辛いです。一生懸命何か言ったとしても、君には俺たちのことはわからない。ということを言われてしまうと落胆しますね。
●農業を突き詰めて行くと、やはり自然環境にたどり着いた
●研修を終え、泣きながら卒業していく青年にこちらも感激する
●君には俺たちのことはわからない
財団法人オイスカ事務局長・永石 安明さんへのインタビュー(第二号)は以上になります。次回もお楽しみに!!
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Wrote 2009.04.27 << 前のインタービュー | 次のインタービュー >>