vol.118 根本 かおる

特定非営利活動法人日本UNHCR協会事務局長  URL:http://www.japanforunhcr.org/

兵庫県生まれ。
東京大学法学部卒業後、テレビ局にアナウンサーとして入社。
入社4年目に報道局へ移動し、同局初の政治担当の女性記者に。
専門分野を持つ必要性を感じ、休職し1994年、米国コロンビア大学大学院に留学。
「国際人権・人道問題」をテーマに選ぶ。
大学院卒業後、テレビ局を退社。
96年から外務省の国連派遣制度でUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)
トルコ事務所へ。難民申請手続きの仕事ぶりが認められ、98年、正職員に。
その後、アフリカ中部のブルンジ、ユーゴ空爆後の
コソボ、ジュネーブ本部を経て、国連世界食糧計画(WFP)広報官を歴任し、
06年2月にはUNHCRネパール・ダマク駐在事務所所長に。
現在は、UNHCR国内委員会である日本UNHCR協会の事務局長として、
難民支援の広報活動および募金など民間からの協力の呼びかけを手掛けている。

こんにちは!テトルの藤澤あすかです!!
世界的な有名女優、アンジェリーナ・ジョリーさんが親善大使であるUNHCR。
今号はその日本UNHCR協会事務局長、根本 かおるさんへのインタビューをお送りいたします!

単なる数値データではなく、物語を伝える

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私はUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)職員として難民支援の最前線を歩いてきましたが、
いまは日本UNHCR協会の事務局長を務めています。

民間の皆様から難民支援を受け付ける日本UNHCR協会は、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の公式な窓口を担っています。
ロゴマークの人の手は、難民を守る人の手。優しい心を持ったその手が、日本にどんどん広がるための広報活動をしていますそれと同時に、
1人でも多くの難民を支援するための寄付・募金を日本の方々に呼びかけています。
難民という言葉は日本にいてもよく耳にされると思いますが、日本の皆さんにとっては距離のある言葉ではないかと感じています。
日本だとネットカフェ難民ですとか、IT難民などと言った言葉があり、困難な状況に置かれて漂流しているような人のイメージがあると思います。
そういった認識はあるのですが、戦争に巻き込まれたり迫害を受けたりして、命の危険にさらされて故郷を離れざるを得ないという、本当の意味での難民という言葉はあまり理解されていないと思うんです。
日本UNHCR協会は、講演会やシンポジウムを主催したり、スピーカーとして参加させていただきながら、難民という世界的な問題を広く伝える活動をしています。
講演のほかにもウェブやメールマガジンなど、さまざまな手法を取り入れていますが、
効果が高いと考えているのは写真や映像を使った広報活動ですね。
いくら口で説明しても、遠い国の出来事だとなかなか理解していただけません。
しかし、写真や映像は強い現実感を伴って心にインパクトを残します。
そして、こうした資料を活用しながらパーソナルなストーリーを見せることが重要です。
難民の方が、どれほど苦しい生活を強いられているのか。支援によって、どれほどの笑顔が生まれたのか。
単なる数値データではなく、このような物語を伝えることが、人の心の扉を開く鍵になると考えています。
難民を支援する方法は、実はたくさんあるのですが、
この第一歩である、"理解してもらう"という段階が高いハードルなんです。
そのハードルを解除するために、さまざまな活動を行っているんですね。

Word of power

●本当の意味での難民という言葉はあまり理解されていないと思う
●単なる数値データではなく、物語を伝えることが、人の心の扉を開く鍵
●“理解してもらう”という段階が高いハードル

日本UNHCR協会事務局長・根本さんへのインタビュー(第一号)は以上になります。次回もお楽しみに!!

今すぐできる「プチいいこと」!!

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