vol.127 藤沢 俊介
タンザニア・ポレポレクラブ代表 URL:http://polepoleclub.ld.infoseek.co.jp/
大学卒業後、8年間電子部品メーカーに勤務、
1992年より、(財)緑の地球防衛基金職員、
1997年にタンザニア・ポレポレクラブを立ち上げ、同代表。
こんにちは!テトル(インターン)の熊坂 惟です!!
今号から、タンザニア・ポレポレクラブ代表、藤沢 俊介さんへのインタビュー記事を三号に渡ってお送りいたします!
97年に設立されたということですが、
その背景をお話しいただけますか?
タンザニア・ポレポレクラブはその名前の通り、東アフリカのタンザニアを活動対象国としており、
なかでもキリマンジャロ山麓を中心に活動しています。
タンザニアを訪れた際、キリマンジャロ山の中にある村で、
熱心に植林に取り組んでいる村人たちと出会いました。これまで様々な国を見ていく中で、
「これこれを協力してもらえたらやれます」という、
支援が先にありきという姿勢の人たちは結構いたのですが、
「支援があろうがなかろうが、
やらなきゃいけないことは自分たちでやるもんだ」と言って、
コツコツと取り組んでいる人たちにはなかなか巡り会えませんでした。
現在一緒に活動しているキリマンジャロ山の村人たちは、
自分たちの決意したことに地道に取り組み続けていた、そんな人たちだったんです。
「私たちと協力して取り組みませんか?」ではなく、
「ぜひ一緒に取り組ませてください」と、彼らと出会って、そう強く思いました。
そうして始まった活動が、現在のタンザニア・ポレポレクラブの礎になっています。
現在の具体的な活動としては?
植林活動と自立支援、生活改善の三つの分野になります。
といっても、植林活動は私たちが入る以前から、
村人たちがすでに取り組んでいました。
キリマンジャロ山というと世界遺産にも登録されていますが、
木がないところは本当にないんです。
そして雨量が減っています。雨が降らないと作物は育たないですし、
逆に降る時はまとめて降って、今度は木を失った尾根では土壌流出が起こります。
そういう状況の中で彼らは気づいたんですね。
雨が降らなくなったのは、自分たちが木を切ってしまったからじゃないのかと。
このままでは村で暮らしていけなくなる。
だから昔の環境に戻そうと、彼らは植林に立ち上がりました。
今から20年も前のことになります。
タンザニア・ポレポレクラブとしては、
どういう形でそれをサポートしているのですか?
私たちはもともとそんなにお金のある団体ではないですし、
出せるものと言えば知恵くらいしかありません。
だから支援するとかされるとかではなく、一緒に膝をつき合わせ考える、が基本スタンスです。
たとえば植林で言えば、木のことを知っているのは、
私たちなんかよりよほど彼らの方が良く知っています。
教わることばかりですね。
でもその木の苗木の育て方とか植え方といったことでは、私たちが力になれることがあります。
笑い話ですが、彼らは一生懸命植林しているんですが、あちこちバラバラに穴を掘るものだから、
はじめの頃は、植林地で苗木を持って、
穴を捜してウロウロなんてことがありました。
「たぶん一列に植えていったら、分かりやすいんじゃない?」なんて、そんな提案から始めたものです。
そしてどんな活動にも、多かれ少なかれ資金が必要になりますよね。
自分たちの決めた活動を息長く持続的に取り組んでいけるように、
活動の足腰を強くする必要があります。
とくに植林活動は、それ自体から収入を生み出すのが難しい取り組みです。それにも関わらず、
植えた苗木が大きくなって成果が現れるまでに、短くても10年はかかる取り組みです。
成果が現れるまで、いつまでも手弁当で出来る活動ではありません。私たちも彼らと一緒に長く活動に取り組んでいたいとは思いますが、
「未来永劫一緒にやります」という約束はできませんし、するものでもありません。そういう意味で、活動の持続性や自立に向けた、
しっかりした見通しや目鼻を付けるための取り組みも、また重要です。
お金は出せませんが、こうした部分でのノウハウ提供は、ポレポレクラブの重要な役割だと考えています。
出すならアイディアや知恵を。ポレポレクラブは立ち上げ以来、そのスタンスで彼らと力を合わせています。
●支援があろうがなかろうが、やらなきゃいけないことは自分たちでやるもんだ
●一緒に膝をつき合わせ考える、が基本スタンス
●短くても10年はかかる取り組みです
タンザニア・ポレポレクラブ・代表、藤沢さんへのインタビュー(第一号)は以上になります。次回もお楽しみに!!
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Wrote 2009.08.02 << 前のインタービュー | 次のインタービュー >>