vol.137 新川てるえ
NPO法人Wink理事長 URL:http://www.npo-wink.org/
【個人プロフィール】
1964年 東京都葛飾区生まれ。千葉県柏市育ち。
10代でアイドルグループのメンバーとして芸能界にデビュー。その後、 2度の結婚、離婚経験を生かし97年12月にインターネット上でシングルマザーのための情報サイト「母子家庭共和国」を主宰。シングルマザーコメンテーター・家族問題カウンセラーとして雑誌、テレビなどに多数出演。2002年子どもの健全育成と家庭問題に悩んでいる女性の自立支援のためのNPO法人Winkを設立。インターネットコンテンツプロデューサーとしても活躍中。
【団体プロフィール】
設立年/1997年
主な活動拠点/日本
「子どもの健全育成と大人世代の責任の全う」を理念に多様化する家族の支援を行なっています。家庭内暴力や虐待、ひとり親家庭支援、養育費や面接交渉など離婚後の親子関係支援などを行なっています。97年12月よりインターネットにシングルマザーのためのコミュティサイト「母子家庭共和国」を運営。現在では支援の幅を広く家族問題全般に特化した5つのコミュニティサイトを運営中。
こんにちは、テトルの藤澤あすかです。
あなたの周りで、シングルマザーやシングルファザーの方はいらっしゃいますか?
正直、その大変さといったら、想像がつかないほどだ!と私は感じてしまいます。
今号は、ひとり親家庭支援に取り組むNPO法人Wink理事長の新川さんのインタビューをお届けします。
実際にこの「日本」では、とても生活がしにくい、弱者である現実。
全国の半分以上の"ひとり親家庭"方々が満足な仕事につくことが出来なかったりと、
資金面を始めとした、様々な問題があります。
日本ではシングルマザーの生活が苦しくなってしまう現状が多々あります。
離婚家庭が増えているのに児童扶養手当が削減傾向にあること。
養育費を貰うのは子どもの権利なのに、支払率は2割にも満たないこと。
また、母親の収入として算定し、児童扶養手当の額を決められてしまうことなど。
「養育費は子どもの権利であって母親の収入ではありません」わたしは腹立たしくて仕方がありませんでした。
そこで私はシングルマザーの子どもたちの未来のために、社会に訴えていかなければ!と
NPO法人化して事業としてきちんとやっていく決意をしました。NPOですと、支援者も集まりやすく、私たちに対する行政の理解の度合いも変わる、
周囲からの見られ方も変わります。
実際にNPO法人にしてよかったと思っています。
本紹介:「会えないパパに聞きたいこと」新川てるえ著

Winkの会員数は全国で400人ほどです。
一番多い時で会員数が1000人おりました。
1000人の会員の8割が当事者だったのですが、現在では「支援者団体になろう!」を
スローガンに支援者として運営を支えてくれる会員層へと変化を遂げています。
支援者の方々に寄付をして頂いた資金は、
情報がなくて困っている当事者(シングルマザーやシングルファザー)に必要な情報を提供することなどに使わせて頂いております。
お金を払って会員登録してくださっている支援者は、
自分自身が過去にシングルマザーで再婚して幸せいなった方や、シングル家庭で育った方、シングルマザーの中でも自立して仕事をバリバリとしている方などが多いですね。
発行しているメルマガ読者は1300人ほどです。
ウェブサイトも一日30000アクセスほどあります。
マスコミに取りあげられたり、講演会などで知って、支援者となってくれる方が多いです。
わたし自身、
二度目の離婚をしたばかりの頃(1998年)インターネットで離婚とか母子家庭で検索をしたのですが"ノーヒット"。
同じ苦労をしている仲間の声や、どのように苦難から立ち直ったのか、など
知りたい情報が全くといってよいほどありませんでした。
自分の離婚経験を情報発信しようと「母子家庭共和国」を立ち上げたのが、
のちにNPO法人ウインク立ち上げのきっかけとなりました。
主な事業内容は、カウンセリングです。
対面、電話、メールで相談を受付たり、行政書士であるサポート会員が離婚協議書の作成を手伝ってくれたりしています。
また、出版事業も行なっております。
厚生労働省の助成金を受けて調査を行い、年一冊のペースで、調査結果を本にしています。
調査内容は、離婚後の親子関係や養育費のことについてなど様々です。
一般書籍として出版しており、これまで12冊の本が世に出ております。
イベントとして最も力を入れているのは4月19日「養育費の日」です。
私たち自ら「養育費の日」と決めて、
養育費を離婚家庭の子供の権利として離れている親から愛される証として守るための啓発活動を行っています。
毎年、4月19日にシンポジウムやイベントを行っています。
本紹介:「子連れ離婚を考えたときに読む本」新川てるえ著

目標としている人物は?と聞かれたら、宮崎駿のアニメーションの主人公ですが、
「風の谷のナウシカ」
"気がつけば、世界の救世主だった。"そんなナウシカが好きです。
自分で「こうでなくてはならない!」とか「私がやっているんだ!」と意識したりしないで、気がつけば世の中に必要な人になれていたらが理想ですね。
右写真:ご自身の記事を紹介してくださる新川氏。
NPOですと、支援者も集まりやすく、私たちに対する行政の理解の度合いも変わる、
周囲からの見られ方も変わります。
実際にNPO法人にしてよかったと思っています。
以上で新川さんのインタビューを終了いたします。
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Wrote 2009.08.10 << 前のインタービュー | 次のインタービュー >>