vol.148 日本ファンドレイジング協会
2010年2月6日、7日に東京・虎ノ門で、
「ファンドレイジング・2010」が開催されました。
主催者の日本ファンドレイジング協会は、日本において寄付文化を定着させ、
NPOにおけるファンドレイジング=資金調達を促進することなどを目的に、
昨年2月に設立され、日本財団の助成を受けて運営しています。
非営利セクターの問題点である資金調達。
日本においては、まだまだ行政の補助に依存している現状があります。
そこで、日本においてもっと市民による寄付=市民による資金調達を定着させようと、
設立以来、活動を続けています。
6日の開会セレモニーでは、1年間の取り組みなどが紹介されました。
「いい仕事をしているから行政が援助しろ」から、
「いい仕事をするなら資金を集める」への
意識の改革の変更の必要性があるものの、
まだまだ現場担当者への浸透が弱い旨の指摘が
財団側担当者がありました。
寄付にも商売同様、リピーターが大切で、
人々の利他に一方的に期待するのではなく、
WIN―WIN関係を作る必要があり、
寄付する側にもメリットを享受する必要ある旨、
話がありました。
その後、ポーランドでファンドレイジングの活動に
取り組むロバート・カワルコ氏の基調講演では、
世界のファンドレイジングの状況が紹介されました。
ヨーロッパでは、8年前に組織が発足、現在は15カ国が参加、
最後に加入したのはウクライナは、依然、共産主義が残るものの、
文化に新しい行動モデルを導入しようと、模索しているとのこと。
また、イギリスでは、もともと教会の力が強く、
そこが歴史上力のあるファンドレイザーとして存在したものの、
現在ではコミュ二ティが弱くなり、新たなファンドレイジングのあり方が
求められているそうです。
こうした事情の異なる、各国の組織を結び付けているのが倫理規定で、
これは寄付を行なう文化をつくるうえで、距離をなくすことを狙っています。
さらにもう1つの大きな軸になっているのが、Googleで検索しやすくするために、
どの国においても、「ファンドレイジング」「ファンドレイザー」という言葉の統一を徹底している点。
現地の言葉になじませてまでも、これは徹底しているとのこと。
そうすることで、一丸となって問題意識を共有するそうです。
事業について、ただお金を集めるだけではなく、目的を明確にすることで、
お金を始めて出してもらうことが重要と強調していました。
さらにファンドレイザーだけが知っているのではなく、
他のボランティア、あるいはセクションにも輪を
広げて、事業運営する必要がある旨を指摘しました。
そして、まだ設立まもなく、ファンドレイジングはこれからの日本について、
「誠実な点が他国に比べて優位であり、自分たちが誠実かつフェアであると信じて
もらうことがファンドレイジングを広める一歩」と述べていました。
ファンドレイジング協会では、「日本の寄付文化を変えましょう!」を掲げて、
寄付を受け付けているほか、会員を募集しています。
また、ボランティア・インターンの協力者も募集。
詳しくは同協会サイトにアクセスを!
私たちと一緒に「寄付文化を変えましょう!」
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Wrote 2010.03.12 << 前のインタービュー | 次のインタービュー >>