vol.157
急成長を続けるインド経済。その半面、電気がない暮らしを送る約4億人もの人々。彼らはどんな暮らしをしているのでしょうか。どうしたら環境や地域の伝統文化を壊さずに、彼らの生活が改善できるのでしょうか。同じ地球・同じ時代に生きる私たちにできることは何か。手がかりを探しに、インドの大地へ旅に出ましょう。
野中ともよ氏が代表を務めるNPO法人ガイア・イニシアティブ地球温暖化をはじめとする地球上で起きているさまざま問題に対し、ひとりひとりが「いま自分ができること」を見つけ実践していく "+1(プラスワン)" の行動を、政府や企業、生活者などに呼びかけています。ソーラーランタンプロジェクトは、2008年6月に、インドのエネルギー資源研究所 (The Energy and Resources
Institute, TERI) に協力する形でスタートしました。TERIは、ニューデリーに本部を置き、700名以上のスタッフを抱える研究所で、所長のDr. R. K. パチャウリ氏は、 IPCC(気候変動に関する政府間パネル)議長として2007年にノーベル平和賞を受賞。ガイアとTERIとは、2008年5月に日印交流プラットフォームづくりで合意。共同プロジェクト第一弾として、ソーラーランタンプロジェクトの啓蒙・支援者獲得を日本で行っています。他にもバルティー財団との学校プロジェクトなどのプロジェクトがインドで進行中です。
今回訪問するのは、ウッタル・プラデシュ州メーラト近郊の村々です。2009 年6 月以降、順次ソーラーランタンが導入されてきました。これらの村は部分的に電気が届いているものの夕方~夜
は必ず停電するため真っ暗闇になります。ランタンの需要は非常に高く、当初の50 個では足りずに追加導入した村もあります。ウッタル・プラデシュ州(UP 州)は人口1.9 億人を抱えるインド最大の州です。経済規模でもインド第2 位を誇りますが、同時に貧困も根強く残っており、貧困ライン(BPL)以下の人口の割合は全国平均を上回ります。識字率も57%(女性は43%)にとどまっています。メーラトはデリーの北東約60km に位置し、人口約220 万人の地方都市です。
「いま自分ができること」を見つけ実践していく "+1(プラスワン)" の行動
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Wrote 2010.08.08 << 前のインタービュー | 次のインタービュー >>