vol.093 寺尾 聖一郎 / Terao Seiichiro
LWC(ラブ・ザ・ワールド・コミュニケーションズ) URL:http://lwc.or.jp/index.html
2007年6月
大平を中心に社会貢献ビジネスに関する打ち合わせが行わる。
2007年12月
寺尾が、映画プロデューサーのリンダ・ホークランド氏より、ハッピーライスの原型となるアイデアを聞く。
2008年1月
大平、寺尾、高藤らが仲間に声をかけ、ラブ・ザ・ワールド・コミュニケーションズを発足。
2008年4月
ソーシャル・エンタテインメント・サイト「ハッピーライス」を開設。
2008年6月
アートディレクター水谷孝次氏の事務所があるビルの屋上で、世界23ヵ国の稲を育てる「Happy rice@MERRY GARDEN」をスタートさせる。
こんにちは!テトルの本村拓人です!! 今回から全3回にわたって、ハッピーライスを運営するラブ・ザ・ワールド・コミュニケーションズをご紹介いたします。 ハッピーライスを一言で言えば、エンタテインメント寄付サイトだと思います。しかし、注目はこの寄付の仕組み。ハッピーライスを訪れたユーザーは、そこで提供されるクイズに答えます。 正解するごとに、お米50粒が"世界のハラペコを救えキャンペーン"を通じて、世界の貧しい子供たちに寄付される。つまりユーザーは1円も支払うことなく、しかもクイズで学び、遊ぶだけで社会貢献ができてしまうのです。
第1回目となる今回は、ハッピーライス誕生についてやラブ・ザ・ワールド・コミュニケーションズの発足までのなりゆきなどを訊ねてみました!
魅力的なアイデアに仲間が集結!
ハッピーライスのアイデアは どのようにして生まれたのですか?
寺尾
2007年の暮れか、今年の正月くらいだったかな。友人の映画プロデューサーのリンダ・ホークランドさんからこのアイデアを聞かせていただいて、すごくいいと思ったんです。リンダさんは、日本映画に英語の字幕をつける分野での第一人者。海外の映画に日本語字幕をつける第一人者が戸田奈津子さんだとすると、それを海外向けにやっているのがリンダさんってことです。
僕はずっと広告屋をやっているんですが、こんなアイデア、聞いたことがなかったんですよ。エンタテインメントな楽しみを提供して、楽しんでもらったぶんを寄付して、そして広告収入が入ってくる。すごくおもしろいと思ったけど、僕ひとりではなにもできないから、さっそく仲間に連絡したんです。
仲間になって運営してくれそうな人たちは、すでにいたというわけですか?
寺尾
そうなんです。ハッピーライスはいま、ラブ・ザ・ワールド・コミュニケーションズ(LWC)という団体名で運営しているのですが、話を聞く以前から代表を務める大平たちと一緒にみんなで集まって、「世の中をいいことができないかな。」なんて話をずっとしていたんですよ。 リンダさんに話を聞く半年くらい前からかな?
そこにアイデアが降ってきて、走り出したと
寺尾
最初は、大平と高藤、塚田、加納、そして僕の5人でずっと話し合いをしてたんです。世の中にいいことを、とくに子供に向けてなにかいいことができないかって。で、ハッピーライスのアイデアを聞き、すぐに仲間に連絡をしました。
友達のウェブデザイナーや営業マンやらに話をすると「それはおもしろい!」ってことで、すぐに仲間が集まりました。本当に、一瞬でしたね。 いま監査を入れて12人のチームなんですが、メンバーがすごく面白いんですよ。テレビの制作をやっていた者やスポーツトレーナー、書道家、ウェブデザイナー、モバイルの開発者などいろんな顔ぶれが揃っています。僕は広告を作っています。
完成度の高い装置がコンテンツの武器
リンダさんはハッピーライスの他にも、面白いヒントをお持ちだったのでしょうか?
寺尾
そうですね。海外では寄付活動が積極的に行われているので、おもしろいサイトが多いですね。たとえば、一万円から寄付できるサイトがあるんですが、寄付する学校や文房具が選べるんです。自分の母校を選んで、鉛筆を何本、消しゴムをいくつとかね。
日本にはそういうサイトってないでしょ?
それから、子供たちがネット上でプレゼンができるサイトもおもしろい。たとえばね、小学生たちが、「僕たちはどこそこの駅前を掃除したいので活動資金をください。」って企画を投げると、マネーの虎みたいな資産家がいいアイデアには資金を提供するんです。もちろん子供たちは、実際の活動状況をウェブ上で報告する義務を負い、そのぶん寄付したお金の使い方がよく見えるようになっています。
たくさんあるアイデアの中で、ハッピーライスの仕組みを選んだ理由はなんだったのでしょうか?
寺尾
まず、最初の作り込みをしっかりと行えば、後はユーザーが発展させてくれるというメリットがあります。メンテナンスをそれほど必要としないんですよ。
たとえば、学校と文房具を選んで寄付をするサイトを運営するとしますよね。そうすると文房具をどうやって届けるかがまず難しいし、情報も大量に必要になってくる。我々のように、本業の仕事をほかに持っているメンバーでは、非現実的なアイデアかなって思うんです。
それに対して、装置がすばらしいところがハッピーライスの魅力なんですね。もちろん僕らには、貧しい国の子供たちにお米を届ける仕組みは持っていませんが、餅は餅屋ということで、配る作業は"地球のはらぺこを救えキャンペーン"に任せてしまえばいい。そういう完成度の高い「装置」こそが、いま求められているコンテンツかなと思ったんです。
絶対にうまくいくんだな、と確信した
メンバーが集まってからはどのように動きだしたのですか?
寺尾
まず、サイトを立ち上げることにしました。それと同時にメンバーのひとりが「国連を巻き込んだら面白いんじゃない?」って言うので"地球のハラペコを救えキャンペーン"にテレアポしてアイデアを説明しました。クイズに正解するたびにお米を50粒寄付するというわかりやすいコンテンツなんですが、とても面白がってくれました。で、もっと詳しい話が聞きたいって言うんですよ。でも、説明しようにもサイトがまだできてない。だから慌てて、必死で作りました!笑
「地球のハラペコを救え。」との提携はスムーズにいったんですか?
寺尾
こちらは寄付しますよと提案しているわけなので、向こうとしても断る理由はありませんよね。
なるほど、それにしても動きが早いですね
大平
ミーティングで、ハッピーライスをオープンする日を4月28日に決めたんですよ。そこからの集中力はとにかくすごかった。ある程度社会経験を積んだ大人が集まって、ひとつの場所に向かって突き進むときのパワーを感じましたね。ああ、これは絶対にうまくいくんだなって、確信しましたよ。
みなさんそれぞれ本業の仕事を持っていらっしゃるのに、すごいですね
大平
それぞれが、このハッピーライスと、LWCに捧げているんですよね、何かを。そういう中から生まれてきたものだから純度が高いし、パワーも入っているんですよ。
●さっそく仲間に連絡した
●餅は餅屋ということで
●説明しようにもまだサイトができてない
ひとつの煌めくアイデアのもとに集結した個性的なメンバー、と聞いて、なんとくなく里見家に集結する八犬士を描いた『里見八犬伝』をイメージしてしまいました。はたまた、それぞれが特技を活かして楽しみながら金庫破りの計画を立てるチームを描いた『オーシャンズ11』か。とにかく仲がよさそうで大人の余裕も漂わせるこのメンバー。次号はそんな彼らが、ハッピーライスにかける思いをクローズアップします!
*読者の皆様へ*
一緒に社会起業家メルマガを社会に提供しませんか!?
現在テトルでは共にこのメールマガジン事業を推進するスタッフを募集しております!!我こそはと思われる方、ぜひ一度コーヒーでも飲みながらソーシャルなお話などしてみませんか?
お問い合わせ先は以下になります!
皆様からの熱いお便りお待ちしております!
motomura@tetol.jp
一緒に社会起業家メルマガを社会に提供しませんか!?
現在Granmaでは共にこのメールマガジン事業を推進するスタッフを募集しております!!我こそはと思われる方、
ぜひ一度、コーヒーでも飲みながらソーシャルなお話などしてみませんか?
お問い合わせ先はこちらから!!皆様からの熱いお便りお待ちしております!!
Wrote 2009.01.13 << 前のインタービュー | 次のインタービュー >>