vol.041 伊藤吾多・田中祥司 / Itou Agata・Tanaka Shoji

株式会社BeGoodJapan 代表取締役社長/代表取締役副社長  URL:http://bgj.co.jp/

伊藤 吾多 Itou Agata
2004年4月
 
法政大学経営学部入学
2004年11月
 
読売新聞情報開発のアルバイト(新聞購読者営業)を開始
2006年3月
同営業アルバイトにて南関東地区営業成績TOP5に選出
2006年10月
東京都中小企業振興公社主催、東京都学生起業家選手権にて優秀賞受賞
2006年11月
株式会社BeGood Japan を設立代表取締役に就任
2008年3月
法政大学経営学部 卒業

田中 祥司 Tanaka Shoji
1985年7月10日
 
神奈川県横浜市生まれ
2004年4月
法政大学経営学部 入学
2004年6月
読売新聞情報開発のアルバイト(新聞購読者営業)を開始
2006年3月
学生団体 Opinion Leadersに参加
2006年10月
東京都中小企業振興公社主催東京都学生起業家選手権にて優秀賞受賞
2006年11月
株式会社BeGood Japan を設立取締役に就任
2008年3月
法政大学経営学部 卒業
詳しくは↓ 

【伊藤氏個人ブログ】http://ameblo.jp/house-share-bgj/

【田中氏個人ブログ】http://ameblo.jp/shojitanaka/

こんにちは!! テトルの本村拓人です! ! 今号も(株)BeGoodJapanの創業者、伊藤氏、田中氏のインタビューをお送りいたします。 欧米諸国では市民や企業が積極的に非営利団体に寄付金を提供する文化があるとよく言われる。日本もそれに見習った協力をするべきだと叫ばれる事も多いのだが、欧米の文化をそっくりそのまま適用するほど文化という概念は浅くはない。日本の文化において、非営利セクターや社会企業という概念の復興に対して、自分なりの協力体制を模索し、一歩ずつ前進しようとする姿勢を持ち続けたいものだ。 このメ-ルマガジンを通して、私なりにその方法を見つけることができた気がする。国や企業そのものを変えることは非常に難しい。しかし、もし私たち生活者が『消費』というツール、ITの進化で個人にまでその権限が落とされたメディア(情報発信)というツールをうまく活用することで、国や企業の『姿勢』を変化させることは可能だと思う。かなり割愛した表現ではあるが、このメールマガジンで出会った先駆的なモデルメーカーの方々からの英知なしには決して到達しえなかったコンセプトである。この場をお借りして、感謝の意を述べたい。「ありがとうございました!!」

BGJが抱えるルームシェアの利用者は留学生の比率が大きいですよね?

(伊藤) 留学生というところにこだわりは無くて、自分と違った人、文化が違う人が混ざる場所がつくりたいんです。だからそこは留学生でないといけない理由はない。留学生はとっかかりなんです。 要はこの市場で、成功することが出来たら、どんなお客さんでも対応できるようになります。それにこれから日本人がどんどん減っていって、海外から人がどんどん入ってくる。そこで絶対に住居は必要とされます。住所がなかったら日本には住めないですよね。そういうところを助けてあげられればいいですよね。

ただ留学生向けに関してはまだオペレーションが充実していないところもあります。今は韓国語、英語、日本語の三つだけで、これだけでも大体いけるんです。でもここに中国語とかできれば面白いと思うんです。中国人のスタッフが一人いたりするとその人に結構頼ってくるんですね。

(田中) ルームシェアが普及することによって一番最初に伊藤が言っていた、そういう刺激的な場がうまれてくればいいなって思っているんですね。

BGJには韓国人スタッフのキムさんがいらっしゃいますね。 ではキムさんはどういう経緯でBGJにかかわるようになったんですか?

(伊藤) 同じ大学でたまたま同じ授業をとっていたんです。そこで僕が「留学生のためにこんなことやってるんだ。」と話したら、彼女留学生なんですよ。だから「私も留学生で」って話が盛り上がったんです。「じゃあうち手伝ってよ。」って言ったら、手伝ってくれることになったんです。彼女が韓国人の留学生の対応をしてくれるので、すごく楽になりました。

ただこの間逆にちょっとだめなこともあって、韓国人のお客さんがわがままを言い過ぎるときがあるんです。語学が通じる分言いたいことを言ってくる。だから不安なときとか、緊急時は韓国語があったほうがいいんですけど、勧誘するときは日本語でこっちのペースで話をすすめるのもありですよね。

もちろんうちは全然悪い商品は紹介していません。提携しているところも、住友林業さんですとか、大和さん、リゾンさんとか結構大きいところばかりなので、全然物件は汚いところもないし、家具家電もついています。さらに大方敷金礼金なしで出してる。

留学生からの視点として今の日本の現状、住まいに対する現状についてお聞きしたいと思います。その辺を留学生でもあるキムさんにもぜひ聞いてみたいです。

(キム) 住みやすくは無いです。まず日本は寒い。韓国では家には全部床暖房入っているんです。日本の場合は外は暖かいですが、家の中が寒いんです。これは私以外の韓国人も言っている日本の住居状況ですね。あと壁が薄くて、隣の家の水の音とか聞こえてきて、すごくびっくりした覚えもあります。

また、契約のときが結構大変でした。何年か前に最初家の契約をするとき、私と日本人が不動産屋に同時に入ったんですよ。全然関係ない人で、偶然一緒に入ったんですけれども、不動産の人の対応が、私とその方で全然違ったんです。外国人の私には「部屋ないです。」って言っていたのに、別の日本人にはちゃんとしていて、それにすごくびっくりしました。保証人のことも結構問題になります。日本人の場合保証人が1人ですむのに、留学生や外国人だと保証人が2,3人必要なんです。私自身学校と個人の二者に保証人になってもらっています。

最初私が今住んでいるマンションに入る時もいやなことがありました。そのマンションには管理人も住んでるんですね。それで他の部屋に他の日本人の人が引っ越してくるときは何も言わなかったのに、私が入ってくるときは「外国人が引っ越してきます。」って私の家の周囲の人全員に言ってたんです。私が外国人だから何かやるかもしれないと捉えられていました。ゴミ出しも、何か間違えたりしたら、もしかしたら留学生の外国人の人はルールがわからないから、「外国人のあなたが間違えたんでしょ。」とも言われたりしました。だから最初はすごく腹がたったんですけど、今はマンションの人たちとも仲良くなりました。

それは他の留学生の方も同じような感じなんですか。

(キム) そうですね。ゴミの問題は結構あって、私の知り合いがゴミの出し方がわからなくて、日本に二週間住んでゴミ出しを全然しなかったんですよ。わからなかったからゴミを全然出していなかった。そのときそこの地区のゴミ捨て場で間違いがあったみたいで、人が来て、「あなたがこうしたでしょ。」とかトラブルの原因みたいに言われたことがあったんです。私の知り合いはその人を直接自宅内に連れて行って、「うちのゴミ全部ここにあるんですけど。」って言ったんです。そんなことがありました。

(伊藤) みんな固定観念があるんでしょうね。

(田中) あとは韓国だと、仲介手数料だとかそういうのが無くて、家賃も一括十二ヶ月払い、それも最後に家賃が戻ってきたりする家とかもあるみたいですね。投資みたいなイメージですね。

(キム) 一番変に感じるのは、私たち借りる人はお客さんなのに、大家がお客さんに優しくない。なんでお客さんの私たちが礼金を払うのか理解できないです。日本のそれがすごくわからない。日本は大家さんが強いけど、韓国は入居者が強い。

(伊藤) 文化間の違いとかもありますよね。アメリカだったら日本と同じでオーナーが強いのかな。

(田中) アメリカは賃貸に関しては不動産仲介屋というのがあまりないですよね。ほとんど個人ですよね。自分で借りに行くんです。だからそういうサービス料、礼金とか、仲介手数料みたいなのがないけど、その反面サービスが悪かったりします。その代わり家は全部自分で直したりするということですね。

今言われた以外にお二人が把握している課題って何がありますか?

(田中) やっぱり貸し手側のモラルですね。ただ、こういう話を延々とすると、「日本の大家はおかしいよね。」という話になってしまう。でも実は大家さんで留学生に何かいやなことをされた経験がある方もいらっしゃるんですね。中国の人が来て、十人がワンルームにたまっていたとか。そんなことになって、近所の人からも白い目でみられる。そういういやな経験があるので、留学生が敬遠される。リスクがあるんですね。

例えば僕がオーナーでそういう経験をすれば、じゃあ留学生はやめとこうってなるじゃないですか。だから食わず嫌いもいれば、一回経験している人もいるんですね。それは不動産仲介業ですとか、管理業の人間がきちんと責任を持って彼らに日本はこうだっていう文化を伝えて、今後変えていかないといけない。そうしないと外国人が住みづらい文化になっちゃうのかなと思います。

Word of power

●留学生はとっかかりなんです
●日本の住居状況はそんなに満足のいくものではない
●外国人が住みづらい文化になっちゃう

伊藤氏、田中氏のインタビュー(四号)は以上になります。

次号も引き続き(株)BeGoodJapanの設立者伊藤氏、田中氏のインタビューをお楽しみ下さい。

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