vol.046 大和田順子 / Owada Junko
LBA ロハス ビジネス アライアンス共同代表 URL:http://www.owadajunko.com/
2006年4月
東急総合研究所、ザ・ボディショップ、イースクエア等を経て独立
2002年9月
「日経新聞」等にて日本ではじめてロハスを紹介。サステナブルな社会の実現を願い、講演・執筆、コンサルティング活動を通じてロハスの普及に情熱を注いでいる。
2007年11月
エコジャパンカップ2007にて LBAは「環境ビジネスウイメン賞」を受賞。小池百合子元環境大臣が立ち上げた 「環境ビジネスウイメン」3期メンバーとして環境大臣との懇談会に参加。著作 :『日本をロハスに変える30の方法』(共著、講談社)
2006年1月
小中学校の先生向け解説本『ロハスの教科書-持続可能な社会をめざす生き方』(編著、明治図書)
2007年4月
『ロハスビジネス』(共著、朝日新書) 2008年2月13日出版 資格:消費生活アドバイザー、環境カウンセラー
詳しくは↓
【LOHAS&サステナブルスタイル】
http://www.owadajunko.com/
【LBA ロハス ビジネス アライアンス】
http://www.lohas-ba.org/
こんにちは!! テトルの本村拓人です! ! 引き続き、LBA(ロハスビジネスアライアンス)共同代表の大和田順子氏へのインタビューをお送りします。 前回、イースクエアでのベンチャー体験、ロハスビジネスで賞 を獲得し、ロハスでポジショニングを確立した大和田さん。現 在のロハス業界をめぐる状況について、お話しいただきました。
いまロハス業界で空いているポジショニングって何ですか?
『ソトコト』とうちしかないから。
『ソトコト』はそもそもロハスが大好き?
小黒(一三)さんは「マガジンハウス」出身で、ミーハーなわけですよ、で、もともとアフリカなんでホテルやったりしていて、最初はエコライフマガジンとかをやって、『ソトコト』という名前をつけて、それを2000何年かにスローライフとかスローフードとかつけて、2005年の1月からロハスにした。「ロハスピープルのための快適マガジン」ってね。そこでスロー関係の人は「捨てられた」という恨みがあるわけよ。提灯もってやっていたのに梯子を外されたと。いまでももちろんスローってページは出てくるけど、『ソトコト』の中にも。当時はスロースローと言っていたのが、ロハスピープルのためになるわけですから。私がやめてからは、ピーターさんが『ソトコト』とずっと連絡を取っていたから。最初にピーターさんを大黒さんに紹介したのは、イースクエア時代の私なのだけどね。大黒さんは頭が良いし、嗅覚があるから、ブレークする人が読めるの彼は。最近だと福岡伸一先生の「ロハスの思考」が50万部売れている。
LBAはロハスビジネスをやっている企業のために活動していますが、ソトコトは完全に典型的にロハスになりたい人たちの専門誌・・・
だけどさあ、それはどちらかというと、大企業から広告を取るための媒体でしょう。「誰が読んでいるの?」みたいな。読んでないのよ、みんな。置かれているけど、「読んでいますか?」って聞くとだI?れも読んでない・・・会社で取っているとかさ、あと若い男性が取っているけど、女性はほとんど・・・あそこに広告を出しても一切反応がなかったって話も結構聞く・・・
なるほど・・・大和田さんの中庸堅実層という最も大きいマジョリティをつかむロハスポータル、ロハスとマジョリティをつなぐ、何かが世の中に欠けているなあと
本当はロハスでできるはずなのだろうけど、「ロハス&オーガニック」「グリーン&オーガニック」でも何でもいいのですけどね。
なんかあるはずですよね?年代が別れていて・・・
「エココロ」はどちらかというとF1なの。もうちょっと年代で分けないで性別とか。いまはないのですよね女性誌が。男性誌は今度「カイラス」って雑誌が出るのですけど、「カイラス」の意味はチベットの山。アーバンコーポレイションって不動産会社が広報紙ではないのですけど、丸抱えの雑誌としてできるのね。5万部印刷して1万部は書店売りにして、残りは富裕層に配るそうなのです。男性誌ですが、ライフスタイル誌でね。でも単なる富裕層じゃつまらないから、ターゲットは「カルチュラルクリエイティブな人たち」だって。そんな人いるのかしら日本に。どんな人か会いたいわ~
ロハス層がターゲットで、ロハス好きはブランド好き?
ブランドでもヴィトンとかでない、アヴェタとかパタゴニアというブランドが好き。日本のロハス企業に欠けているのは、デザイン性とかなんですよ、まだまだ・・・
ロハスって新しいようで古いですよね、ずっと新しいものできた大和田さんとしてはどうなのですか?
だから逆に安心して進められるという・・・マクロビューティックの逆輸入と同じで、これって日本初東洋初の考え方で、アメリカにいって、名前はロハスだけど、昔からの日本の考え方じゃんみたいな。そこで強いて言うと、デザイン性とかそういうのはなかったと思う。あといまことさらにオーガニック農産物とか言うけど、オーガニックとかパーソナルディベロップメントはなかったかもね。
自己開発とか、それは聞かないですね。「道は開ける」とかアメリカ人が書いているような。やっぱりアメリカ人が語るというようなイメージですよね、パーソナルディベロップメントって
でも潜在意識だからね。彼らと話していると、日本はもともと禅とか神道とかあるのに、なんでそういうのをみんな研究しないのだと。実践しないのだと逆に言われる。
ロハスって言葉に、これからも大和田さんはこだわり続けるのか?
考え方にはこだわるけど、言葉にはこだわらない。あとロハスって、ライフスタイルを表す言葉として日本では広がったじゃない。ロハスビジネスなんて言っちゃうと、「ロハスを金儲けに使うのか!」って逆にまた思われるわけ。で、ピュアピュアな子たちからは、「大和田さんってさあ、なんか胡散臭いわよね~」みたいな。ロハスでビジネスって。そういうことで金もうけしていちゃいけないのじゃないみたいな。日本人だからかなあ~お金儲け=悪のようなところがあるじゃない。
ありますよね~
あれは不幸だよね~
今回「ロハスビジネス」を出版されるにあたって(誰かから)抵抗なんかはあったのですか?
でも、ロハスビジネスなんて本を出すとか誰にも言わないじゃない、事前には。
出すのだけどどう?売れると思う?みたいな、そういう不安はなかったのですか?
というか3万部売るの!
なるほどすごい!
前の時はもっとおかしくて、たまたまその講談社の女性編集者が「ロハスの本を出したい」って言われて、「ならばこういう本がいいと思うわ」と言って、タイミング重要だからね。2005年10月に話があったの。それで一人じゃ書けないから、「ロハスクラブ」でご一緒していたあと2人に声をかけて、3人で書きましょうと。そしたら女性編集者が上司を連れてきて、その上司が、講談社のビジネスのシリーズを出すので、その最初の本でそれを出しましょうと言ってきた。でも来年4月ですと。4月になってからだと5000部しか売れないと思う。1月に出したら5万部売れますよ、と言いました。
どんな根拠で・・・
だって、そのブームがきているから。半年経ったら下がるじゃない。と言っI?たわけ。(向こうは)「この場ではご返事できないので、社に持ち帰って検討してお答えします」と。次の日には、緊急出版で1月にということになって、で年内に書いてくださいって話になってさ。ああ大変みたいな。で、3か月で書いたのですよ3人で。1万刷ってちゃんと売れて。で、今回(ロハスビジネス)はなんだかよくわからないのだけど、初版で1万2万刷るって編集者が言うから、「さあどうぞ」って言って。その編集者が朝日新書の中で、たぶん一番売っていて、「AERA」と「論座」と「週刊朝日」にいて、「週刊朝日」の時は副編集長で。年は大体私と一緒なのね。新書ができるときにそこの編集部に移って、編集委員として、彼が手がけた本の中で、重版かかったのが73%。それはなんか驚異的な数字らしいのよ。まあ朝日の中だけかもしれないけどね。大体初版で1万2千とか刷るから。一番売れたのが24万部とかいっていた。こういう編集者に担当してもらっているのが、ラッキーだったかも。
これからもロハスをずっと背負っていくのですか?
言葉じゃなくて、考え方だから。私流のロハスの考え方があって、別にアメリカでやっている人たちがああいう定義をしているわけではないのですよ。人と地域と社会・地球の健康とか言っているわけじゃない。だけどどう考えて言っても、その3つなのですよね。でそれを実現するためには、日本の山村が疲弊している、高齢化していたりだとかね。そこを活性化しつつ、なんか活性化する活動をしたいわけね。で、そのときにそれは、そこに住んでいる人とか、外から来る人。そしてそこに住む人の健康な状態を実験したいとね。
それは自治体にとどまる?それとも政府も?
いやもう自治体の方が面白い!だって政府は仕組みを作るだけで、どこか自治体で成果があったら国としてもなんかやるかもしれないけど、私はまず自治体でやりたい。「現場」だから。現場の自治体でそういうモデルを作って、「こんなことができるのだったら・・・」と逆に海外にそれを輸出するかもしれないね。海外の似たようなところと、姉妹都市を結ぶとかさ。
じゃあ日本は環境のレールが敷かれているので、動くのかなと
動かないと思うよ。だってやってないもん!言ってはいるけどさ。
まだまだなんですかね
政府としてやってないじゃん、まだ。動き出してはいるけどね、なんとなく。
マレーシアでは相当冷房が冷たいって話もあるくらいで、海外から何とかしなければいけないというのもありますね。
中国はなんとかしなきゃいけないよね。中国は今回の五輪と今度の万博で、あれが終わったら滅びるのじゃないかと。だってさ、滅びると言われてもね~スラム化したら大変みたいな。でも、次の時代のリーダーはインドかなと思ったりもする。インド人はまじめだし、裏がないでしょう。で、無限大を発見したのはインドでしょう。頭もいいしさ。尊敬もされているじゃない。ヨガもインドだし!
なるほど。自治体でやるのは何年後ですか?
それはご縁のあるものだから。だって目標って達成できないじゃん。探してはいるよ。アンテナを立てているから、やりたいですって言うと、やりたい人はいるよ、やっぱり首長との出会いがあるじゃん。で、気が合わなきゃやらないしさ。それが今年なのか来年なのかはわからない。でもできれば早いうちに。
でも大和田さんの経歴から見ると7年スパンかなと だからやっぱりそろそろやらないと・・・ 動き出してまだまだ次があるはずですよね、 これやったら死んでもいいわ私みたいな
農山村に住んで、別に仕事なんてどこでもできるじゃん
読者には「社会的にいいことしたい」けど「できない」人は多い。やっぱり仕事を辞めなければできないという考えが多い。プライベートで1時間2時間でもできるのですけど
会社の新規事業でやればいいのよ
そうなのですよ、でいろいろ迷っている人たちがいろいろといるんですよ、そういう人たちにメッセージを
まず辞める前に、辞めるとリスク高いから。辞める前に会社で新規事業はできないかと模索した方がよくて、できないというようになったら、転職先でそういう会社はないかと、その2つ。それもないとなったら、起業するのだけど、そのためには最初から起業してはだめで、やっぱりビジネススキルとか、人脈とかある程度ないと、結構難しい。で、しかも、中小企業での経験の方が良いかもしれない。あるいは大企業でも現場にいた経験。支社に行って、小さいプロジェクトでもいI?いから1から10までやったみたいな。男の人って本社の机上でいろいろと書くのだけど、現場に出てなんかやれといっても何にもできない人って結構いるじゃない。それだと何にもできないからね。
ロハスビジネスの本自体は誰に向かっての手紙なのですか?
あれはその4つなの。起業したい人、会社辞めなくても新規事業でできますよ、中小企業の経営者だったら進路変更できますよ、大企業もできますよと。その4つを書いたのはだれでもできますよと!その気になれば。
ロハスビジネスでポジショニングを確立した大和田さん。最後に方法次第で、誰にも何かを起こせるチャンスはあるのだというメッセージをいただきました。あなたはこのメッセージをどう感じられたでしょうか?
●考え方にはこだわるけど、言葉にはこだわらない
●人と地域と社会・地球の健康。どう考えて言っても、その3つなのです
●だれでもできますよ!その気になれば。
大和田氏のインタビューは以上になります。
次号は貝ノ瀬氏のインタビューです、どうぞお楽しみに!
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Wrote 2009.01.13 << 前のインタービュー | 次のインタービュー >>