vol.056 中塚 克敏 / Nakatsuka Katsunori

エイトレント株式会社代表取締役社長 

1960年
大阪府生まれ。高校卒業後、米国留学。 アメリカ・ネブラスカ州オマハ市の私立クレイトン大学ビジネス学部マーケティング学科卒業。帰国後、大手ゼネコンに入社。テナント企画や企業誘致に手腕を発揮。 エイトレントに入社後には、第一線でセールスに携り、東京営業所の立上げや東京での地盤作りに尽力。
2006年
代表取締役に就任し、現在に至る。
2007年7月
総合レンタル業15社に呼びかけ設立した「什器・備品レンタル協会」の初代理事長も務める。

こんにちは! テトルの本村拓人です!! 今回は、株式会社エイトレント代表取締役社長の中塚克敏さんのインタビュー第3回目です。前回は、リユースカップの原点となった、レンタル事業。そして、現在進めている共済事業の助け合いの精神について、お話いただきました。 第3回目となる今回は、これから取り組もうとしている中国での環境対策、そして、先代から受け継いできた「環境ビジネス」へのこだわりについて、じっくりお話しいただきます。

本腰で取り組む、中国の工場排水浄化

読者の中には、御社を知りたい、中には就職したい人もいるかもしれないので、事業内容の説明と今後のビジョンを教えてください。

リユースやリサイクルの意味を、ある程度意識しているのは若者。22~3歳の若者で社会人として勤めるのであれば、人に喜んでもらう、人のためになる仕事をしたい、と。例えば、それが事務であっても、「会社の目的がそれに向かってきちんと動いて、まじめに活動できている会社であれば、私はいといません。」という若者が圧倒的に多い。本来ならば社長として、新卒の説明会で「うちの会社はこんなことをやって、こんなにもうけて、上場して株を持って・・・」結構そんなパターンが多い。

でも、僕はほとんど環境の話しかしない!リユースカップで、我々中堅中小企業でも、「あそこであんなことやっているよね!」と言われるような仕事ができますよと。実際にやろうとしているし、我々だからできることもあるのです。それはレンタルに全く関係のないこともあって、どこかにレンタル、リユースっていう考えがちゃんと浸透している運動であり、活動なので、それがみんなに利益があってハッピーで、最終的には、会社に利益をもたらしてくれれば非常にありがたい。

アジア圏でレンタルを始めていますが、上海の上海八蓮正陽総合物品祖賃は設立4年目で塁損を解消し黒字化の目処が出てきました。OA(PC/サーバー&COPY・イベント用品)レンタル中心ですが、日系企業中心に400社以上の顧客にサービスさせて頂いています。

ある程度環境機器の黒字化できるメドが立てば、中国で本当に環境に向けてやりたい。あの佐藤ゆかり議員さんが農業版ジェトロ創設プロジェクトチームの座長をやっている。もう少し単純にいうと、日本のおいしい農産物を世界に出そうということで、出す前に、安全な農産物をつくる仕組みを国として中国に案内するほか、機器を貸し出すなり、何とかノウハウを出す。おいしい日本のものを出すだけじゃなくて、日本の出して良い技術で、中国の農業政策にアプローチする。

もしかしたら我々がお付き合いしている会社が役に立つかもしれない。農薬や餃子の問題があるけれども、根本的には、誰でも安く簡単に安全に作る方法がなければ、絶対あれはなくならない。今回の毒物にしても、あれはワンシーズン50円ですよ、あの毒。50円で売っている。50円で虫が死んだら50円使う。安全な農薬は高くつくのです。

結局、影響するのは日本。自給率40%なんてもう上がらないわけだし。中国でスーパーに行くと強烈ですよ。端から端まで野菜や果物を洗う洗剤が置いてある。お皿を洗うように、泡ボコボコのところに野菜いれて、野菜を泡で洗っている。そうしないと食べられない。でもみんな知っている。身体に悪いのでは?って。生野菜を食べないのは、それもある。それをやっぱり変えられる仕組みを、技術で持っているのは、やっぱり日本なのです。

中国の太湖で水質がすごく悪化していて、500人しかいない町の300人がいなくなった。死んだのか、どこかにいったのかわかりませんけれど、このまま放っておくと当然水質がもっと悪化する。もう湖の周りにいる人たちは生命がまず危ないし、その水で育った野菜を食べると病気になる可能性だってもっと出てくる。

当社の支援している電解水生成機はヨーロッパで認証を受けて、韓国経由中国でも生成水の販売の許可を受けています、だからある程度良い路線が今は出てきている。それも、我々が工場のラインに持っていって、設置してメンテナンスしてと、バンバンやると金がいくらあっても足りない。 実際に(脱脂加工)を電解機器でやっていてうまくいってない企業があるのです、昔から。 彼らの技術は以前の技術で今では遅れているのです。彼らに持たすのが一番ですが、お互い新旧開発者はメンツがすごくあるので、困っていても頭を下げてこない。

それをなんとか中持ちできないかなということで、今回日本の地銀さんが中国の子会社に融資してくれようとしている。旧の電解機のメイン銀行ですから仲介をお願いしてみる予定です。

彼らだったら既に中国国内で30カ所位納入実績があるのでお役に立てるはずです。旧の技術の機械を使っているのは日本、アメリカ、台湾と上場大手企業の工場です。地元企業の工場排水は田舎に行くとまだまだ垂れ流し同然ですから・・・。

うちのビジネスはズバリ「環境」!!

環境に社長の中でシフトしていかれたというのは、中国に行かれたのがそもそもの理由ですか?

やっぱり40年間地球環境を守ろうといっているので、僕に対する親父の洗脳であり、DNAですね。やっぱり40年前から地球環境守って次の世代に、資源を有効的に残していこうという哲理を持っている人でした。親父に経営者として、人間として100パーセント認められなくても、彼の信念で、僕が受け継いでいきたいところは受け継いでいきたい。

そのような概念、ないしは考え方で、フェーズがあっていないと、社員には、やっぱり違う人が入ってきてしまう。だから常にそんな話を、僕は朝礼でもしていますし、本当はもうちょっと数字的な話でもすればいいんでしょうけど・・・。

毎日環境の話を社員にしています。そういう意識で「どんな会社に勤めているの?」って尋ねられたら、「環境配慮型のレンタルのビジネスをやっています!!」って、パッと社員が言えるようにね。 「イスを貸しています!」ではね・・・「何のためにイスを貸しているのか?」って言われてしまう。実際私たちの倉庫に行くと、いかにレンタルは大変かがよくわかります。

BGJの田中祥司さんも、雪の降る中を一回行ってくれた。見てもらえないとね。きちんと大きくビジネスをやっていくのならば、裏にこういうモノを自分で持ちますか、やりますか、できますかとなれば、やらない方がいいですよとなる。借りてアウトソースする方がもっといい。付加価値の低いところは、あなた達がやったらだめなのです。

頭のいい人は付加価値の高い営業をやるとか企画をやるとか開拓するとか、田中さんが、僕らのようにセンターでイスふいて。シェアルームのほうに持っていって全く生産力はあがらない。それを創業当時から生意気だけど意識した方が良いですよとアドバイスさせて頂きました......最近は数件スタートしたようで、物件ペースも上がってきたようです。

彼らは自分達で少しやっているから、大変だということは知っていて、僕は彼らがやっているのを知っていたからあえて言ったのです。全くやっていないと、なめてしまい、「頼めばいいや」となり、人の苦労がわからない。でも、彼らはもうすでにやっているから、しんどさも大変さもわかっているので、やっぱり大きくするとこれだけの資産が必要で、これだけの人を雇って、こんなことやっていたら合わないということが彼らに知ってもらえる。

あのままやっていると、会社は前に進まない。今、彼らは貸してくれる大家を一人でも見つけることの方が絶対に重要です。パートナーを見つけるとか。必然的にやっていけば、ある程度安くやっていけば、入居者は見つかるので、それでもいいモノをどのように調達するかを考えた方がいい。

Word of power

●僕はほとんど環境の話しかしない!
●我々だからできることもある
●かえられる仕組みを、技術で持っているのは、やっぱり日本
●付加価値の低いところは、あなた達(経営者)がやったらだめなのです

エイトレントのビジネスはズバリ「環境」だと言い切る中塚社長。最終回となる次回は、スーツケールのレンタルから始まったという、「環境」への取り組みなどをお話しいただきます。次回をお楽しみに!!今号の中塚氏のインタビュー(三号)は以上で終了です。
引き続き中塚氏のインタビューをお送りいたします!

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