vol.089 小暮 真久 / Kogure Masahisa
TABLE FOR TWO International事務局長 URL:http://www.tablefor2.org/jp/index_jp.html
1972年9月
東京都に生まれる
1995年4月
早稲田大学理工学部機械工学科卒業
1999年10月
オーストラリアのスインバン工科大で修士号取得。学生時代の研究テーマは人工心臓。
1999年4月
経営コンサルティング会社に就職。
2006年12月
経営コンサルティング会社退社後、松竹株式会社に入社
2007年8月
コンサルタント時代の先輩社員がTABLE FOR TWOを着想したメンバーだったことから誘いを受け、TABLE FOR TWOのプロジェクトに参画。同事務局長に就任。
こんにちは!テトルの本村拓人です!! 全4回でお届けするTABLE FOR TWO事務局長の小暮真久さんのインタビュー。今号はいよいよ最終回です。 TABLE FOR TWOは、現在導入が進んでいる企業や官公庁、大学といった大きな組織だけでなく、街のレストランやカフェも視野に入れて活動しています。また、国内だけでなく、海外への展開も構想中。しかし、それらを実現するためには乗り越えなくてはならないいくつかのハードルがあるようです。 最終回となる今号では、TABLE FOR TWOが抱える課題と、今後の展望についての話をお伺いしました!
TABLE FOR TWOのお弁当屋さんを全国展開...!?
TABLE FOR TWOの現在の課題をお聞かせください。
もっともっと、広く普及させていくにはどうすればいいのかな、ということですね。現在、TABLE FOR TWOを導入していただいているところは、企業や官公庁、大学の食堂などです。それが街のレストランやカフェにも導入することができるようになれば、ものすごく広がると思うんですよね。
ヘルシーなメニューは歓迎されるでしょうからお店には宣伝効果も期待できますよね。実施していない理由が、何かあるのですか?
まずひとつ、カロリー計算ができない、という問題があります。
これは先ほども申し上げたような方法で解決できるかもしれません。もうひとつが寄付金管理なんですよね。
たとえば、街のレストランで、一部のメニューがTABLE FOR TWOの対象になっているとします。しかし、それがどのくらい出たのか、きっちりと捕捉しないといけないと思うんですね。しかし、それを全てやっていく十分なリソースが、現状だとない気がしています。TABLE FOR TWOメニューを選んでくれた皆さんは、それぞれ20円を募金したと思ってくれています。だから、その分をきっちりと管理して寄付にまわさないと、団体としての信頼が揺らいでしまうんです。
そこを突破して街中にTABLE FOR TWOが溢れたらすごいですね!
TABLE FOR TWOのお弁当屋さんを全国でチェーン展開できないかなぁっていま考えているところです。それから課題と言えば人材確保も重要です。TABLE FOR TWOの活動に共感して、一緒に働きたいと言ってくださる方はたくさんいらっしゃるんです。でも、感動した、という気持ちだけでは続かないように思うんですよ。思い描いた理想と違う部分もあるでしょうしね。意識が高く、すでに行動を起こしているような人は素晴らしいと思いますね。
テーマが重いからこそ
明るく振る舞うことが重要なんです
寄付金はどのように回収しているのですか?
定期的に振り込んでもらうようにしています。ここにも課題はあって、たとえばTABLE FOR TWOメニューが10食売れたとします。10食に対して200円の寄付金が生まれたわけですが、振り込んでいただくと手数料負担が結構ばかにならないんですよね。かといって、ウチまで持ってきていただくわけにもいきませんし、回収してまわるのも無理があります。
なるほど、確かに難しい問題ですね
それから、きっちりと意図を汲んでもらえるかな、という懸念もあります。社会貢献したいからTABLE FOR TWOメニューを頼んだけど、おなかがすいているので大盛りを頼んでしまったとします。20円の寄付はもちろん重要なのですが、同時にカロリーの過剰摂取を減らすことも目的にしていますから、これではいけません。
我が身に置き換えると、やってしまいそうな気がします...そこを理解して、実践してもらうのはなかなか難しいだろうなと思いますね。あと、課題なのか解りませんが、いまふたりで事務局を運営していますので、健康には気をつけたいです。どちらかが倒れたら、かなり悲惨なことになりそうな気がして...。
また、取り扱っているテーマが結構暗かったり重かったりしますから、なるべく明るく振る舞うことを大切にしたいと思っています。飢餓の話を暗い表情の人に聞かされても滅入りますよね。
名前に従って、世界的な展開を計画しています
TABLE FOR TWOの今後の活動予定をお聞かせください。
団体名がTABLE FOR TWO Internationalである理由は説明しましたよね。名前に従って世界的な展開を視野に入れて活動をしています。現在は、アメリカ支部を作るために奔走している最中です。ヨーロッパにも打って出る予定です。
そしてもちろん、支援先に国であるウガンダ、ルワンダ、マラウイの3つの国にTABLE FOR TWOの仕組みを組み込みたいと思っています。先進国から開発途上国へ寄付金がまわるのはいいことですが、ひとつの国の中で完結させることもできるんじゃないかって思うんですよ。また、支援先の国ももっと増やしていきたい。まぁ、やらなくてはならないことは、山積みですね(笑)
●テーマが重いからこそ 明るく振る舞うことが重要
小暮さんのインタビューは以上で終了です。
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Wrote 2009.02.20 << 前のインタービュー | 次のインタービュー >>