vol.028 【2】倉林 啓士郎 / 沼田健彦

株式会社イミオ代表取締役社長/広報ディレクター  URL:http://www.imio.co.jp/

倉林 啓士郎(写真右)
2004年7月 東京大学経済学部在学中に有限会社グローバルトレーディングを創業
2004年12月 パキスタンの工場と提携し、フットボールブランド「SFIDA」を事業を開始
2005年3月 東京大学経済学部卒
2005年9月 NEC社会起業塾に選出
2006年4月 株式会社化、社名を「イミオ」に変更

沼田 健彦(写真左)
2004年3月 東京大学経済学部卒
2005年4月 株式会社電通入社、以後4年間にわたり、ANA他クライアントの営業を担当
2008年6月 株式会社イミオへ転職、主にPR&イベント業務を担当。

こんにちは! テトルの本村拓人です!!
全2回にわたってお送りいたします、
株式会社イミオ代表取締役の倉林 啓士郎さん、沼田さんのインタビュー。
今号は最終回になります。
「人がやっていないことをやりたい!」そう強く語る倉林さん。
そこには倉林さんの先輩、仲間からの心強い支えがありました。
社会を動かす仕事は決して一人ではできない。
IMIOの取材から感じたこと、それはいかに仲間からの協力を得ながらスマートに且つ、
ハートフルに事業を進めるかが重要なように思います。
インタービューの最後には今後のビジョンをお話しいただきます!

成長に不可欠な先輩たちのサポート

2期目に増資をされていらっしゃいますが、
増資を受けて何か変わった部分はありましたか?

imio2.jpg

倉林氏:それまではわりと独立的に会社をやってきたので、
先輩たちから事業援助の話があっても
「僕らは小ぢんまりやっていて楽しい」などと言って断っていました。

しかし、30歳や35歳時の自分の目標を考えた時、
自分たちだけでやっていくスピード感よりも、
自分たちでは全く計り知れない力を持っている先輩達に
素直に手助けをして頂くことが大事だと考え、
その考えのもと「資金面でバックアップしてくれませんか?」とか
「事業パートナーになってくれませんか?」と頭を下げてお願いをし、増資を行いました。

スピード感を持って今よりもっと大きいことをしたいなら、資金は当然必要なものです。
3期目の業績を振り返っても増資を行って良かったと思っています。



先輩たちからサポートを受けられた理由は何だと思われますか?

倉林氏:利益だけにとらわれず、いろいろな仕事をさせてもらっているうちに、
アイテム数が増え、取引先が増え、、、
次第に有名なブランド家具のディストリビュートを依頼されるようになるなど、
事業拡張の兆しがみえてきました。
それに伴い、株主を始めとした素晴らしい先輩たちに出会えるチャンスがめぐってきました。

地味な作業ですけれども、一軒ずつ販売先を開拓するなど
実績を重ねることで人の信頼を得られるようになったと思います。

新しい仲間の合流

さて、沼田さんは倉林さんの中学からの同級生ですよね?

沼田氏:はい。中学からの知り合いなので、15年来の付き合いです。

大手広告代理店の電通から転職されたとうかがいましたが、
昔からイミオで働くことを考えられていらっしゃいましたか?

沼田氏:いや、全くもって考えてませんでした。
起業したことは聞いていて、同窓会などの場で「趣味は社長と名乗ること!」と言っていましたから、
最初はノリでやっているのかなと思っていましたけど・・・。
ただ、彼がサッカーボールに行き着いた時には「何か見つけたのだろうな」と思ってはいました。

また、昔、彼が「仲間で一緒に商売したい」などと言っていたので、
まさか自分が中に入るとは思っていなかったものの、
気になってはいて、ホームページはちょくちょく見ていました。

転職を決められたのはいつですか?

沼田氏:2009年の5月です。
転職するか思い悩んだということは全くなく、
思いつきで本当に直感的に入ったという感じです。

倉林は覚えていないかもしれませんが、
2008年の年末に一緒に飲んだ時に、冗談半分っぽく
「PRを来年強化したいから教えてよー」みたいなことを言われました。
「やればいいじゃん!」と言っていたのですが、何となくそれが頭に残っていました。

ちょうど前の会社で異動があったので、入るタイミングとしてはいいかなと思い、
何も考えずに飛び込みました。

敢えてイミオを選ばれた理由は他にありますか?

沼田氏:ずっと広告を中心に関わってきたので、
感性というか、なかなか言葉で表せないものを扱ってきました。
で、イミオが直接モノを扱っている点に魅力を感じました。

広告は時にウソを言うけれど、モノはウソをつけません。
ウソをつくビジネスは精神的にしんどい時があります・・・

沼田さんご自身がイミオでやりたいことは?

うちの会社が特徴的なのは、売れそうなモノを適当に仕入れて、
売れるモノだけどんどんさばくということはしません。
売れないモノでも売れるようにするくらいの気概を持ってやっています!

モノが売れるノウハウが分かったら・・・これは楽しいですね!

イミオブランドを世界に発信!!

IMIOは非常に制限のない、
自由な企業文化が漂っている気がするのですが?

倉林氏:創業時と同じスピードと自由な発想で自分たちがやりたいことを実現したいです。
昔から知っている人は、「本当に会社になったよな」と言ってくれます。
昔はサークルみたいだったのが・・・。

会社の形はきちんと作りながら、中の雰囲気みたいなところは、自由に好きなこと、
皆のやりたいことがやれるようにしていきたいです。
皆がそれで協力し合えるようにしていけば、
もっと大きいことができるかなと思っています。

資産は目利きになってくるのでしょうか?

imio1.jpg

倉林氏:ビジネスモデルとして、目利きだけでやっていると、大きくなれないと思っています。
私はその場で、商品を判断しないと言っています。
セールスマテリアルとか商品をダメだとは思わずに、まずはある程度、試作品や商品をいただきます。

なぜなら、私が仮に良くないと判断しても、
バイヤーにはそれぞれの考えがあって、
個人の嗜好も100人いれば50通りくらいはあると思うので、
そういうネットワークをたくさん持っていることが大事です。
彼らが判断して、その商品をいいと思う人が集まるならば、そこにはチャンスがあるのです。

モノを買う人と作る人の間のコミュニケーションが、
特に海外と日本では全く疎通されないので、
きちんとしたフィードバックをしてあげないことには、
僕らの存在意義がないと思います。
ただ仕入れて売って「売れませんでした」ということにはしたくないです。
ダメだったらどこが悪かったのかきちんと伝えてあげることができなければいけないと思っています。

今後のビジョン、どういったビジネスを仕掛けていくのかといったところにもすごく興味があります!

倉林氏:幅を広げながらも、一個一個のブランドを確立していくことです。
そしてそれがうまく世に出ていく仕組みを作ることです。
それはまだまだできていないと思うので。

例えばナイキにも負けないくらいの日本のスポーツブランドを作っていきたいし、
その他、お客さんの依頼で一緒に作っているブランドにも、
きちんとプロダクションのアイデンティティ、コンセプトを共有しながら育てていきたいです。
まずはすべてのブランドをきちんとビジネスベースにのせたいですね。

もう少し広い視点で言うと、他の会社でもできることではなくて、
なるべくイミオならではの、イミオの"モノ"を作りたいです。
海外で「こんなブランドあったんだ」とか「このブランドはイミオが作った」といわれるブランドを
世界中に増やしていきたいです。
日本から世界に発信できるものもたくさんあると思うので。

コミュニケーションの問題もあって、
この分野だと、英語を話せてデザインができるだけでも重宝されるので、
そこにもニーズがあると思っています。
スポーツ、ファッション、ライフスタイルの分野以外にも、
フードとかマテリアル分野でもブランドができて、
「イミオだったら最適なディストリビューションができる」、
「イミオのディストリビューターにはクリエイティビティがあって
一緒に考えてくれるし、ブランディングの手法も分かっているし、ただの商人じゃない」
などと思ってもらえるよう努めます。

そういったディストリビューションができると、どの分野でも応用可能です。
世界中の人たちからそういう形で頼りにされながら、
ネットワークがお互いwin-winの形でできるようになることが理想です!

Word of power

●力を持っている先輩達に素直に手助けをして頂くことが大事
●利益だけにとらわれず、いろいろな仕事をさせてもらった
●ウソをつくビジネスは精神的にしんどい時があります

株式会社イミオ倉林氏・沼田氏へのインタビューは以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
次回もお楽しみに!

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