vol.037 妖怪ふぁんど

2010年3月1日、「妖怪ふぁんど壱」というファンドの販売が ミュージックセキュリティーズより開始されました。 これは日本の最古のキャラクターの一つである「妖怪」を、 を「だるま」にして最大120種類を作ろうというプロジェクト。 各分野のプロが力を結集し、「妖怪」をもっと身近に、 そして世界に発信し、妖怪の聖地「鳥取県境港」を盛り上げる ことが狙いです。

「妖怪だるま」を通して社会を変える!

「妖怪だるま」がつなぐさまざまな人の力

妖怪だるまの製作に関わっているのは次のような組織、人が関わっています。

キャラクター:「ゲゲゲの鬼太郎」でおなじみの「水木プロダクション」
デザイン:Newsweek誌「世界が尊敬する日本人100人」に選出され、国内外で活躍するデザイナー「nendoの佐藤オオキ氏」
だるま製造:岐阜県多治見で明治時代から続く産地メーカー
企画・販売:新丸ビルやミッドタウンなどでライフスタイルショップを展開するイデアインターナショナル
とさまざまな人たちが参画しています。
今回のファンドは1口3万円で出資を募集、募集金額は1050万円、
募集期間は3月いっぱいを1次募集、4月~6月を2次募集としています。

分配金は妖怪だるまの売り上げの一部としていますが、仮に元本を下回った場合は、
下回った額相当の妖怪だるまを送付するのがファンドの特徴。
出資者特典として、一般非売品の「水木しげる先生だるま」購入権のほか、
妖怪イベントへ優先招待、今後の「妖怪だるま」商品化候補の
妖怪への投票等が付与されています。

お金と妖怪のいい関係

ファンド発売を機に3月15日に開催された、交流サロン第6回 「エコノミー・フォー・オーガニック お金と妖怪のいい関係」では、それぞれの立場で関わったパネリストが、「地域再生」、「産地メーカーのものづくり力」、「ファンド」といった視点で、その想いを語りました。

ミュージックセキュリティーズ・小松氏

当日は、ミュージックセキュリティーズの小松氏より、会社のあらましと事業の説明がありました。ファンドを販売しているミュージックセキュリティーズは、当初ミュージシャンを応援するため、ファンに投資してもらう目的でファンドを組成したのが事業の始まり。5年間音楽を中心に事業を進めるなかで、それは戦略と進めたのではなく、結果としてパフォーマンスが良かったという。その後、縁あって純米酒ファンドを始める事に。「いいことをしているのに銀行がお金を貸さない」現状を目の当たりにし、ファンドを組成、当初は「社会貢献」を意識したものではなかったものの、ファンド販売後、「地域のためになった」との声を結果的に感じることができたとのこと。そして、「セキュリテ」を2009年2月にスタート。現在、マイクロファイナンス、サッカーチームヴェルディのサポート、地域の特産物を生かしたファンドを、すべてオンライン上で取り扱い、リスク、売り上げなどの詳細を掲載しています。今回は、「地域のお金の流れを変えるための第一歩。自分でお金を出して自分で実現していく経済の民主化」と、妖怪ファンドの意義を強調しました。

地域再生、ものづくり、ファンド

投資のあり方も、ものづくりのあり方も、地域のあり方も変える

野村投信顧問を皮切りに20年投資をしてきたレオス・キャピタルワークスの藤野氏は、投資の素晴らしさを仕事を通して感じてきたものの、業界がそれを周知徹底してこなかったこともあり、投資は未来と夢を切り開き、大きな可能性をもたらす点があるにもかかわらず、多くの人が日本人が投資のイメージはそれとは逆に悪化していると指摘。投資について尋ねると、多くの人がお金でお金を生み出す人が多いと思っているがこれがごく一部であるとし、投資でリターンが高いのは自己投資。自分の努力、時間、お金を投資する=お金を稼ぐ力が、投資にとってもっとも重要としました。

対して、一般に投資がイメージされる株式投資については、会社を応援することとしました。日本では、働くことについての考え方が、時間とストレスをお金に変えることで、会社が自分の中から何を吸い取っていると思い込んでいる人が多い。本当は働くことそのものが、喜びであり、社会貢献で、それが次の投資につながっており、今回の取り組みを通じて、世界で当たり前の投資のスタイルを、日本にも定着させたい旨、意気込みを語りました。

イデアインターナショナルの橋本氏は、ビジネス自体に寄付よりも、事業を通してお金が回る、幸せになるための循環システムを作るのが、今回のファンドであり、ビジネスの原理を持ち込むことで、1つ1つの小さなものを大きくして、ものづくりに社会的意義を生み出すことだと強調しました。これまでの日本の企業がお金だけに走りすぎていたと指摘、社会を良くすることを事業家、起業家として実現することが今回のミッションである旨を、語りました。

また、鳥取県選出の田村耕太郎参院議員もスピーカーで登場、鳥取地域のコンテンツを生かして、世界に発信していくことの重要性をアピールしていました。

Word of power

世界の目の色を変えてやる 妖怪ふぁんどサイトより

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Wrote 2010.04.02  << 前のインタービュー |

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