vol.010 長谷部健 / Hasebe Ken
渋谷区議会議員/NPOグリーンバード代表 URL:http://www.hasebeken.net/
1972年
東京都渋谷区生まれ
1973年
1歳で青空保育「おひさまの会」に入る やんちゃし放題。日々、全裸で代々木公園を走り回る
1976年
短髪好きの祖母のお蔭で坊主頭人生のスタート
1978年
渋谷区立神宮前小学校に入学。6年間無欠席の皆勤賞。皆勤賞欲しさに風疹のまま登校し、 クラスメイト中に 風疹を伝染させ、自分は日曜日にしっかり寝て治す
1984年
渋谷区立原宿中学校に入学。バレーボール部に入り、東京の一部に名を轟かす
1987年
佼成学園高等学校に入学 高校にバレー部がなく、野球部に入部するがすぐに辞め、柔道部に転部し、黒帯を取得
1992年
専修大学商学部に入学オージーボールを始め、日本代表として海外遠征を経験
1996年
株式会社博報堂に入社 自分なりにバリバリ働く
2002年
株式会社博報堂を退職
2003年
NPO「green bird」を設立 渋谷区議会議員選挙当選 現在に至る
詳しくは→
【NPO グリーンバード】http://greenbird.jp/
【シブヤ大学】http://www.shibuya-univ.net/
【渋谷区議会】http://www.city.shibuya.tokyo.jp/
user/
こんにちは!! テトルの本村拓人です! ! 本号も引き続き渋谷区議会議員、長谷部健氏のインタビューをお送り致します。 政治家の本義、特に間接選挙で首相が選出される我が国日本では市民の『声』の代弁者として活動する姿勢が政治家には求められる。 長谷部氏が言うように国会議員であれ、地方議員であれ、「この町を、この地域をよくしたい」と横並びの政治公約を街頭演説でぶら下げてもその横並びな主義主張に市民の関心・興味は薄れる一方なのかもしれない。そして、長谷部氏はそれを矛盾ではなく見事トップ当選という結果で具現化している。 「別にオレが全てやったなんてこれっぽっちも思ってない」長谷部氏がこれまでのキャリアや実績を語る時にその大きな実績をあっさりと過去の産物と位置づけ、次の未来に希望を植え続ける事への重要性に聞き手をシフトさせる。 また、氏の満面の笑みこそ大いなる自信の証拠であり、皆その氏の姿勢に絶対的な信頼と希望を見いだしてしまうのは、そんな明るい政治家が稀な昨今だからなのかもしれない。
現在「グリーンバード」の代表をやられていて、NPOのよさもあると実感されていると思うんですね。ただ、NPOを起こすメリットっていうのがまだ社会に浸透されていないというか、大衆からすると「NPOって何なの?」という疑問から入ってしまいますよね。
僕の場合は後発的にNPOにしているわけだけれども、それでいいと思っているわけ。そこに課題があって、それを解決するためにこれが必要だって、あとからついてくるものだと思うのよ。だからそういうものの方が強いし、成功する気がするんだよね。
金儲けしようって考えて、何か始めても全くうまくいかないのと一緒。みんな社会に貢献しようって思っていると思うけど、課題を見つけてそれを解決するために必要だったらNPOにすればいいし、そうじゃなくてできることもいっぱいあるわけで、会社にした方がやりやすいこともあるかもしれない。だからそこはこだわる必要は全くないと思うね。ようするに課題を解決するアウトプットの方が大切だと思うから。それをやり続けていると自然と色々と変わってくると思う。
「グリーンバード」をやっていてよかったなと思う局面はたくさんあると思うんですけが、その中での一番はどういう瞬間ですか。
参加している人に「やっててよかった」とか、特にコアで参加してくれている人達からそういうことを言われたりすることが、いっぱいあるね。何かのためにやってるって感じではなくなっちゃっててさ。でもホントそうなんだよね。
この活動を続けて自分の中のささやかな正義感と、ちょっとの美意識が満たされているんだよね。あくまでもこれだけで生きていくつもりはないし。ボランティアは自分の中の出来る限りのところでやればいいと思っているから、僕も今出来る限りだし、そのくらい出来る限りっていうトーンになるといいかなとは思う。
前にボランティアってどう定義されますかって聞いて、「ボランティアは趣味だよ」とおっしゃってる方がいました。長谷部さんにとって『ボランティア』って何ですか。
さっき言ったささやかな正義感と美意識が満たされるモノだね。「グリーンバード」をはじめる前からボランティアには多少興味があったし、今までも生きていく中で多少はやってきた。会社入ってから青空保育の手伝いをしたり。
あと大学時代は寝たきりのおばあちゃんの世話をずっとしていたり、それはボランティアというか家族の中でやらなきゃいけないことだったんだけどさ。純粋に人の役に立つのがうれしいじゃない。でもビジネスもそうだと思うの。人の役に立つから生まれるわけでさ。
男が狩りをするのと同じだと思うのね。でもそうでしょ、仕事をするのって何? って言われたらそういうことだし。広告業界の人達って課題をまず見つけてリサーチをして、具体的にどうやっていくかというアクションプランをたてていきますよね。
その延長線上で「グリーンバード」ができたんだと私は思いますが、今行政で渋谷区議会議員として活躍されていますが、そこにもこのやり方を貫かれていますよね?
選挙のマニフェストだったら、「どうやったら見てもらえるか、自分だったらこういうのが見たい」というのを等身大で考えている。一般的な選挙のポスターって「自分たちの町、大好き!」みたいなコピーしか書いてないのよ。それは当たり前でしょ?って。そうじゃなくて、そこで自分が何をやりたいかっていうのを言うべきなんだよね。
選挙は本来そういうことを伝えなければいけない。その場がなかなかないんだよね。厳密に言うと地方議員ってマニフェストを配っちゃいけないルールがある。
だから僕のマニフェストだって、仕方がないから自分で「渋谷区からきれいになる会」っていう政治団体を作って、そこの発行物にしている。変な話だよね。政党に所属する人が色々な局面ですごく戦いやすい仕組みになっている。「くだらないなぁ」って思うよね。そういうところはロックンロールだからさ。ファイトがわいてきちゃうんだよね。
行政って一手間も二手間も余計にかかって、とてもやりにくいイメージがあります。その中で長谷部さんは軽々と、色々やり遂げているイメージがありますね。
いや、結構大変ですよ。ものすごいスローモーションの中で仕事してるような。見えない壁がいっぱい見えてくる。でも誰かがそれを楽しそうにやらないと。
僕みたいな人間が、楽しくやって受け入れられているというのを見て、「だったら俺もやってみよう!」っていう人が、今回の選挙で結構出てきたと思うのね。それだけでも役目は結構果たしていると思う。
政治の世界で大きいところまでいこうとか全く思ってないですね。この位置にいるからこそ、できることがたくさんあって。「グリーンバード」との兼業もできるしね。
だから「いざ国政!」とか全く思わないというか、国会議員はもっと人数を減らす必要があるとは思うけど。個人的には、世界の中の日本を意識している人にやってもらいたい。
僕は自分では"街のプロデューサー"でローカルのスペシャリストだと思うからさ。だから、そういう人がもっとやればいいと思うし。よく政治家とかいうと仕組みとして国会議員が一番偉いわけ。僕それ変だと思うんだよね。「対等だぜ」っていうつもりは全くないけれども、仕事が違うんだからさ。会社が違う人くらいの感じでいいんじゃないのって僕は思う。だからそういう矛盾があると燃えてくる。世の中、矛盾ばっかりだよね。だから自分たちで取り組める簡単な問題から解いていこうと思う。
●課題を解決するアウトプットの方が大切だと思うから。それをやり続けていると自然と色々と変わってくると思う。
●この活動を続けて自分の中のささやかな正義感と、ちょっとの美意識が満たされているんだよね。
●僕は自分では“街のプロデューサー”でローカルのスペシャリストだと思うからさ。
長谷部氏のインタビュー(第三号)は以上になります。
次号も引き続き長谷部健氏のインタビューをお送り致します。
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Wrote 2009.01.13 << 前のインタービュー | 次のインタービュー >>